S7 Premium

Galaxy S7、14コアGPUを搭載するプレミアムバージョンを計画中か

GforGamesが今度は14コアものGPUを搭載するGalaxy S7のプレミアムモデルの可能性についてレポートしています。

また、Phone ArenaもGforGamesの記事を引用してこれを報じると同時に、Galaxy S7シリーズにおけるExynos 8890とSnapdragon 820のすみ分けに関する情報も伝えています。

今回のリーク情報

Exynos 8890

今回のリーク情報は以下のとおりです。

  • GPUにARM Mali-T880 14コアを搭載したモデルを準備中
  • このGPUを搭載したExynos 8890を積むプレミアムモデルを韓国国内向けに発売
  • プレミアムモデルでは4KディスプレイとSONY製のデュアルレンズカメラモジュールを採用
  • Snapdragon 820を搭載するGalaxy S7は米国と中国向けに販売

14コアGPU

Exynos 14GPU

Mali-T880について仕様上は16コアまで可能とされています。しかし、実際に16コアを搭載した場合のダイサイズの拡大によるコストの上昇などを考えると、2015年2月にARMからMali-T880に関してアナウンスされた時点ではそれだけ多くのGPUコアを搭載するモデルは当分現れないのではと思われました。

それがこのタイミングで仕様上の上限に近いものを採用するとなれば以下のような点が推察されます。

  • Samsungの14nm FinFETプロセスの歩留まりが向上している
  • プロセスルールを微細化したことで、ダイサイズも現実的な範囲で収まっている
  • それだけの処理能力を必要とするディスプレイ搭載モデルの存在

今後、ベンチマークテストの結果がリークされればそのパフォーマンスが見えてくるので、続報に注目したいと思います。

Galaxy S7 プレミアムモデル

S7 Premium

プレミアムモデルは、まずは韓国国内向けにのみ販売されると見られています。
その理由としては世界同時発売するほどの数はまだ取れないのか、 国内で低下しつつあるシェアを取り戻すためか、など技術面及び販売戦略面の双方からの可能性が考えられます。

ただし、世界でも有数のSamsungの製造能力を考えれば生産が間に合わないというのは考えにくいのも事実です。あくまでも先行販売として国内向けから始めますが、時期をみて日本を含む海外でも発売されることに期待したいと思います。

フラッグシップ機のモデルチェンジサイクルが約1年という点から考えればそれほど遅れることもないのかもしれません。

ディスプレイとカメラ

Exynos

これだけのGPUであれば、ディスプレイが4Kとなっても3D描画性能などについて高いパフォーマンスを発揮するはずです。
グラフィック性能の向上という点については、GPUコア数の増加にともない予想される範囲ですが、プレミアムモデルにSONY製のカメラモジュールを搭載するというのは新しい情報です。

この情報については2週間ほど前に各メディアで報じられましたが、その中でもSamMobileの記事によればXperia Z5に搭載されているものと同じものを搭載するべくソニーと交渉中というものでした。
このカメラモジュールはフォーカシングタイムがわずか0.03秒を誇る実画素数2,500万画素のもので、現在はソニーのフラッグシップ機であるXperia Z5にしか搭載されていません。
*注 アスペクト比3:2の場合に2,500万画素。Xperia Z5では、アスペクト比16:9の時には2,100万画素、4:3の時には2,300万画素にスケールダウンして使用している

Xperia Z5の優位性の1つであるこのカメラセンサーをソニーが供給するのか気になるところです。

ExynosとSnapdragonのすみわけ

SD820vsExynos

Galaxy S7についても新しい情報を報じています。搭載するCPUを2種類を用意し数量としても半分程度をSnapdragon 820搭載モデルにするといわれているGalaxy S7ですが、その構成について最新の情報が入ってきました。

S7とS7 Edgeなどモデルによってわけられるかと思われましたが、仕向地ごとにわけるのではないかという情報です。それによれば米国と中国向けモデルについてはCPUにSnapdragon 820を搭載するようです。これなら単一市場にCPUの異なる同じ名前のモデルが存在することもありませんので混乱は避けられるでしょう。

理由については明らかになっていませんが、来年早々の発表に向けて今後更なるリーク情報が出てくる中で明らかになってくるのかもしれません。

GforGames
Phone Arena
SamMobile
ARM Mali-T880

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執筆:るうと
ZAURUS PI-6000から始まり、Palm Treoを愛用して現在はApple Productsと楽しく過ごしています。

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