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6種類のレンズ、シャッターボタン、グリップ、三脚! 最高の撮影体験ができるiPhoneケース「SNAP! PRO」レビュー

iPhone 6/6sを交換レンズ対応カメラにしてしまう高機能ケース「SNAP! PRO」を販売しているbitplay inc.より、試供品を提供いただいたので、その試用レポートをお届けします。

SNAP! PROは以前紹介したSNAP 6!の上位バージョンで、ケースのグリップが改良されたほか、レンズのラインナップも増えています。

シャッターボタンやレンズ交換でiPhoneをデジカメのように変身させるケース「SNAP 6!」
iPhone 6シリーズや6sシリーズのカメラ部に装着するレンズなどは多く目にしますが、今回はより本格的なカメラに変えてしまうケースを紹介します。 「SNAP 6!」

パッケージの内容

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ブラックとホワイトの2色のラインナップから、今回はホワイトを提供して頂きました。
ケース単体ではSNAP 6!と良く似ていますが、新たに2種類のグリップが装着可能な点と、サムグリップが付属する点などの改良が行われています。

レンズとフィルター

lensall2

別売のレンズとフィルターは、それぞれにレンズキャップが付属します。
また、販売済みの6本のレンズが収納可能なレンズケースも販売されています。

レンズの種類

lens_original

レンズは5種類あり、今回提供いただいたAdvanced Packageにはワイドアングル+マクロが同梱されています。
他のラインナップは以下のとおりです。

  • テレフォト
  • ウルトラワイドアングル+マクロ
  • フィッシュアイ+マクロ
  • フルフレーム・フィッシュアイ

また、フィルターとして「C-PLフィルター」も用意されています。「C-PLフィルター」は単体で使う仕様であり、他のレンズと組み合わせることはできません。

*「C-PLフィルター」とは、円偏光フィルターのことで水面やガラスなどの光の表面反射を除去する効果が得られます。

iPhoneの装着

Case

最初にグリップを付属の小型ドライバーでケース本体に固定します。
固定用のネジはケース内側に位置していますので、iPhone 6/6sを装着する前にどちらかを選択します。木製のグリップは質感が高く、プラスチック製のグリップは下部に三脚穴を持っているのが特徴です。

ケースは遊びがなく硬質プラスチック製なので、頻繁に着脱する場合はシリコンなどのソフトケースより取り出しにくく感じます。
しかし、シャッターを押す場合や、三脚にセットした場合もしっかりとiPhoneをホールドしているのでとても扱いやすくなっています。

専用アプリ

SNAP App

SNAP 6!と同様に、専用アプリであるSNAP! Pro Appを用いて各種設定が可能です。
今回はSNAP! PROの各レンズに注目するため、アプリでカスタマイズを行うことなくiPhone 6標準のカメラアプリで撮影を行います。

撮影画像

各種レンズとフィルターを使用した実写画像を紹介します。

ワイドアングル+マクロ

Advanced Package同梱のワイドアングル+マクロの撮影画像を、SONY RX100M4と比較してみました。

背景はRX100M4の方がボケていますが、これは主にセンサーサイズによるものですので、iPhone 6でも手持ちでここまでの写真が撮影できるという点では十分使えると感じました。

SNAP macro

参考比較画像:SONY RX100M4

RX100M4 macro

ウルトラワイドアングル

ウルトラワイドアングルを装着すると、同じ地点から撮影してもここまでワイドな画角になります。

Ultra wide

参考比較画像:iPhone 6 オリジナル

iPhone Original

テレフォト

テレフォトレンズを使用した撮影画像を、iPhone 6での画像と比較してみました。
レンズによる光学ズームですのでデジタルズームと比較して画質は良好です。

ただし、撮影例をご覧になっていただいてもわかる通り、ピントの合う範囲が狭いので遠景などでの使用が良さそうです。

tele

参考比較画像:iPhone 6 オリジナル

tele original

フィッシュアイ

フィッシュアイレンズも2種類がラインナップされています。

フィッシュアイ+マクロ

Fisheye

フルフレーム・フィッシュアイ

FXFisheye

C-PLフィルター

C-PLフィルターの効果がわかりやすいように晴れた日の水面を撮影してみました。
フィルターを効かせると、水面の反射が抑えられて池の底までくっきりと見えます。

フィルター無し

cploff

フィルター装着

cplon

同じ地点からの各レンズでの撮影例比較

それぞれのレンズでの倍率などを比較しやすいように、同じ場所から各レンズで撮影してみました。

*フィッシュアイレンズ群での撮影例は、その効果が強調されるように同じ地点から90度横方向を撮影しています。

iPhone 6 オリジナル

Lens compare original

ワイドアングル+マクロ

wide angle 2

ウルトラワイドアングル

ultra wide 2

テレフォト

tele 2

フィッシュアイ+マクロ

Fish Eye

フルフレーム・フィッシュアイ

Fish Eye FF 2

比較結果

比較写真を撮影して感じたことは以下のとおりです。

撮影はiPhone 6 オリジナルからテレフォトまでは手持ち、フィッシュアイ2種については歩道橋の手すりに本体を置いて行いました。

撮影した写真について

画質はセンサーの性能にも左右されますので、iPhone 6/6sの性能を超えることはありません。
撮影写真をご覧になっていただいてもわかる通り、周辺光量の低下が発生したケースもあります。

レンズごとの楽しみ

ワイド系のレンズではアプリで加工したのとは違った、光学レンズによる画角の違いなどが体験できました。
フィッシュアイも、友人同士で集まった際に皆んなで覗き込みながら使ってみたりすれば面白い写真が撮れそうに感じました。
更に使い込んで最適な撮影対象を見つければ、それぞれのレンズにあった使い方ができると感じます。

価格

iPhone 6/6sに対応した製品のラインナップと価格は以下の通りです。

*オンラインストアでは、「SOLD OUT:売り切れ」と表示されていることがありますが、実際は「在庫切れ」の場合のようで、数日すると販売が再開されていることを数回確認しています。

本体

SNAP! PRO – Basic Package:59ドル(約6,500円)
SNAP! PRO – Dark Camo Edition – Baisc Package:69ドル (約7,600円)
SNAP! PRO – Advanced Package:79ドル (約8,700円)
SNAP! PRO – Premium Package:129ドル(約14,200円)
SNAP! PRO – All-In-One Set:289ドル(約31,800円)

追加レンズ及びフィルター

ワイドアングル+マクロ:25ドル(約2,800円)
テレフォト:40ドル(約4,400円)
ウルトラワイドアングル+マクロ:38ドル(約4,200円)
フィッシュアイ+マクロ:35ドル(約3,900円)
フルフレーム・フィッシュアイ:40ドル(約4,400円)
C-PLフィルター:35ドル(約3,900円)

日本での代理店による販売を開始

2016年6月10日からは株式会社コペックジャパンを代理店とした国内販売が開始されました。
bitplayのオンラインストアより価格は高くなりますが、不具合があった際の返品交換やサポートについて日本語で質問することが可能です。販売は現在RAKUNEWにて行われています。

まとめ

何といっても最大のメリットはSNAP! PROをiPhone 6に装着して、6本のレンズを持ち歩いてもコンパクトに収まる点です。
同じラインナップをレンズ交換式のデジカメで行おうとすればそれだけで鞄が1つ増えてしまうかもしれません。

例えば旅行に行った時、「今回はフィッシュアイは使わないから標準ズームだけで良いかな」と思って出かけた先で面白そうな撮影対象を見つけた際は、SNAP PRO!にレンズを装着してスナップ的に撮影してみる、という活用もできそうです。

撮影写真では周辺の歪みなどが目立ったケースもありますが、引き続き持ち歩いて使い分けのコツをマスターすればもっと良い写真が撮れそうです。

そう思える、気軽に持ち歩けるコンパクトさが最大のメリットと感じました。

【国内正規品】bitplay SNAP! PRO 物理シャッターボタン搭載iPhone6/6s用ケース(Advanced) (ホワイト)

¥ 9,9902016/7/14 03:01

bitplay inc.
SNAP! PROシリーズ オンラインストア
SNAP! PRO in Kickstarter
株式会社コペックジャパン
RAKUNEW

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執筆:るうと
ZAURUS PI-6000から始まり、Palm Treoを愛用して現在はApple Productsと楽しく過ごしています。

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