電車や飛行機内、オフィスがぐっと静かに! ケーブルレスのノイズキャンセリング耳栓「QuietOn」レビュー

クラウドファンディングサービスIndiegogoで、目標額の800%以上である1億4千万円以上もの資金を集めたノイズキャンセリング耳栓「QuietOn」。

現在Makuakeにてキャンペーン中ということで、そのプロモーションも兼ねて実物をお借りすることができたので、いくつかのシチュエーションで実際に使ってみて、良かったところ、気になったところをレビューしていきます。

QuietOnとは

QuietOnは、アクティブノイズキャンセル機能が付いたデジタル耳栓です。

このアクティブノイズキャンセルは、飛行機のエンジン音、いびきの音、交通騒音、エアコン音など特に低周波騒音と呼ばれる騒音を減少させる効果を持っています。ノイズキャンセルといえば、同様の機能が付いたイヤホン、ヘッドホンがありますが、その耳栓バージョンということ。

デジタル耳栓なので充電が必要になりますが、ケースに入れるだけで充電が簡単にでき、左右それぞれが独立しているのでコードレスと通常の耳栓を使うのと同じ感覚で使用できるのが特徴です。

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外観と内容物

主な内容物は充電器と保管に使うケース、両耳分の本体、イヤーピース(3種類)の3つです。

充電中はケースが青く光る

ケースの中。本来は正しく「QuietOn」のロゴが刻印(「On」だけ青)されるが、旧型だったため「On」だけ消えてしまった。

ケースに本体を入れて、Micro-USBケーブルを繋ぐことで充電できます。そして、ケースから出すと自動でONになるので、ON/OFFスイッチや充電器が別というような煩わしさは一切なく、使うときはケースから出すだけ、使わないときはケースに入れて樹運転しておくといったシンプルな使い方。

イヤーピースはコンプライのような硬めのものと、ダブルフランジの大きめのもの、小さめのものが付いています。試しては居ませんが、イヤホン用のものが流用できそうです。

ケースには本体に付けたままのものと別に、もう1セット収納しておくことが可能なので、予備やシーン別で使い分けたいイヤーピースを入れておくことができます。

実際に使ってみた

電車やバス、オフィスなどいくつかのシーンで利用してみました。

電車

山手線と都営地下鉄で使ってみたところ、電車の低いモーター音、レールを走る音がかなり軽減され、電車から出ている音はほとんど聞こえなくなりました。

しかし、乗客の声は若干小さく聞こえるようになる程度でした。また、社内アナウンスも同様に少しボリュームが小さくなるけど普通に聞こえます。

製品の特性上、人の声はキャンセルできるものではないので仕方ありませんね。

どうしても他の客の声が聞きたくないのであれば、ノイズキャンセリングイヤホンやカスタムIEMを使って音楽を聞くように、周囲の音量を下げつつ、音楽で上書きするしかないようです。

個人的な感覚としては、電車の走行音は3/10程度に軽減されたと感じました。

バス

路線バスでも試してみました。

バスだけでなく、車にもいえますが、走行音はかなり軽減されました。エンジン音、道路とタイヤから聞こえる音はちゃんとキャンセルされます。

一方、電車同様に社内アナウンスや乗客の声はボリュームが小さくなるものの、ちゃんと聞こえます。ボリュームが半分くらいになるイメージです。

しかし、電車よりバスの方が乗客同士の会話が少ないせいか、電車より静かに感じました。

バスの走行音は2/10程度に軽減されたと感じました。

オフィス

仕事中のオフィスでも試してみました。

人が喋っていないときは静かだと感じていたオフィスですが、QuietOnを装着して外すと、エアコンの静かなモーター音や自販機の音がうるさく感じられてびっくり。

それくらいQuietOnを使うことで、より静かな状態になることがわかりました。一度味わってしまうと、付けてないとうるさくてつらい。

一方、キーボードの打鍵音や電話の音は聞こえます。また、人の話し声も聞こえるので、話しかけられても気づかないことはないでしょう。

音楽を聞くことで、周りの音を聞こえないようにすると、同僚から話しかけられてもすぐに気付けなかったりするので、そういう面で考えても静かに仕事をしたい時には重宝しそうです。

オフィスでの環境音は1/10程度に軽減されたと感じました。

家の中

家の中でも試してみましが、オフィス同様にエアコンの音や、パソコンのファンの音、水槽をやっているのでエアーポンプやフィルター(ろ過器)、水槽用クーラーの音がかなり軽減されました。

私はそのくらいの音があろうと眠れますが、静かにぐっすり眠りたいときには良いかもしれません。

また、寝っ転がって使うときにはコードレスな点がとても重宝しました。

家の中での環境音は1/10程度に軽減されたと感じました。

人混み

念のため、人混みでも使ってみました。2017年元日の神田明神でのテストです。

結果としては、電車同様に、人の声のボリュームが多少抑えられるものの、無音とは程遠いです。

ただし、人混みで周囲の音が聞こえないほどの音量で音楽を聞くのは危険なので、「うるさいのを軽減したい」という目的であれば、その役割を果たしてくれます。

人混みでの環境音は6/10程度に軽減されたと感じました。

まとめ

最後に使ってみて感じたQueitOnの良いところ、気になったところをまとめます。

良いところ

使い勝手の良さ

一番良いなと感じたのは、使い勝手の良さです。ケースも本体も小さいので持ち運びが便利だし、コードレスで、ON/OFFスイッチやペアリングのようなことをする必要もないので、取り出してすぐ普通の耳栓のような感覚で使うことができます。

優秀なノイズキャンセリング性能

ノイズキャンセリング性能は優秀だと感じました。

QuietOnが得意な環境音しかない環境では、ものすごく静かになります。

今回試すことはできませんでしたが、製品ページでもおすすめの使用シーンとして紹介されている飛行機内でも同様に静かになると思われます。

気になったところ

装着時の高音

装着時に付け方によっては、歯医者さんのようなキーンという高い音が聞こえることがあります。

ノイズキャンセルのためのものようですが、これは鳴らないような付け方を身につけるしか解決策はないようです。

といっても、小さな音量でしかないし一瞬だけなので、大した問題ではありません。

QuietOnをおすすめできる人

販売価格24,979円と決して安くはありませんが、飛行機のエンジン音やいびきの音、交通騒音、エアコンの音などアクティブノイズキャンセルの効果が発揮される低周波騒音に悩んでいる方には間違いなくおすすめできます。

現在は日本のクラウドファンディングサービスMakuakeにて販売中なので、普通に購入することが可能です。

Makuake

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執筆:Geekles編集部
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