【インタビュー】Apple W1チップ搭載ワイヤレスイヤホン「BeatsX」の購入者・てっぺい氏『ほんとにBeats?と思うほど良い音、装着感はめちゃくちゃいい』

Apple傘下であるオーディオブランドBeats by Dr. Dreが、2016年9月に今秋発売予定として発表したものの、遅れに遅れて2017年2月に発売したBluetoothワイヤレスイヤホン「BeatsX」。

「AirPods」と同じくApple W1チップ搭載であるため、iOSデバイス間でシームレスに接続先の切り替えができたり、電話やSiriにも対応したりとiPhoneとの親和性が高さがポイントです。

そんなBeatsXを購入者した、てっぺい氏(@GEN_HTC_EVO)に使用して感じた音質や装着感、操作性などのレビューを伺ってみました。

発表されたときから買おうと決めていました

まずは購入しようと思ったきっかけや理由をお伺いします。
どうしてワイヤレスイヤホンである「BeatsX」を購入したのか教えてください。

単純にBeatsが好きで、発表されたときから買おうと決めていました。
今までにBeats Pro、Studio、Solo HD、Tour、urBeats、Pillと色々使っています。また、使用していたソニー「h.ear in NC」のコントロールボックスとバッテリーボックスが邪魔だったのでスッキリとしたイヤホンが欲しかったというのもあります。

※h.ear in NC MDR-EX750NA:約20,880円、デジタルノイズキャンセリングヘッドホン

なぜ、「AirPods」を選ばなかったのでしょうか。

先ほど言った通りBeatsが好きだったことと、納期がAirPodsよりも早かったからです。

※AirPods:イヤホンジャックが廃止されたiPhone 7と同時に発表された左右独立タイプのワイヤレスイヤホン

ちなみに、「耳からうどん」と揶揄されるように、デザインがダサいから選ばなかったという理由は0%でしょうか。

AirPodsのデザイン自体は別にダサいともなんとも思ってないので0%です。
逆にあれはあれでドヤれるのでいいんじゃないでしょうか。

なるほどです。
「BeatsX」は、いつ頃どこで買われたんでしょうか。

2/10にAppleオンラインストアで定価(税込み15,984円)で注文しました。
ちなみに私が住んでいるところから、1番近くのApple Storeは片道154.45kmの名古屋栄です。金沢にもApple Storeができて欲しいですね。

みんながみんな、近くのApple Storeに行って気軽に試聴できるわけではないですもんね……。
イヤホンを買うと興奮するポイントはたくさんあると思いますが、いつが一番興奮しましたか。

9月にiPhone 7と同時に発表されてから5ヶ月、注文してから2週間と約半年も待ったので、やっぱり届いた瞬間が1番テンション上がりました!

「ほんとにこれBeats?」と思うくらい音が良い

次は、音に関することをお聞きします。
普段どんな曲を聴いていて、「BeatsX」が鳴らす音はどう感じていますか。

普段聴く曲のほとんどがアニソンかEDMです。
Beatsといえば低音ですが、高・中音も結構良くて、いい意味でのドンシャリな感じです。正直、同時期に買ったMDR-1000Xよりも音は圧倒的にBeatsXのほうが好みです。

てっぺいさん的に「BeatsX」で聞いたらすごく良かった曲、相性が良いなと思った楽曲はありますか。

やっぱりBeats、圧倒的にEDMとの相性がいいですね。
アニソンなんかでもワルキューレの『おにゃの子☆girl』、セブンスシスターズの『SEVENTH HAVEN』、BiBiの『PSYCHIC FIRE』などクラブミュージックっぽいアニソンなら相性抜群です。

※おにゃの子☆girl:TVアニメ『マクロスΔ』ボーカルアルバム2 トラック3

※SEVENTH HAVEN:スマホ向けアプリ『Tokyo 7th シスターズ』の作中グループ「セブンスシスターズ」1stシングル

※PSYCHIC FIRE:『ラブライブ!』内ユニット「BiBi」のスクフェスコラボシングル『錯覚CROSSROADS』カップリング、ライブでたーのしー!

どんな再生環境で「BeatsX」を使ってらっしゃるんでしょうか。

基本的にiPhone 7で使用しています。ジェットブラックのiPhone 7とはカラー的にもデザイン的にも最高の相性です。

黒×黒は落ち着きますね。
では、取り回しや装着感などの使い心地はどうでしょうか。

めちゃくちゃいいですね。
特に首にかける部分は「Flex-Formケーブル」というらしいですが、サラサラしてて素肌に対しても不快感は皆無です。ある程度ケーブルに「クセ」がついているので装着する際のガイドにもなっています。

遮音性や音漏れに関してはどうですか。

普通のカナル型イヤホンよりちょっといいかな?くらいですね。基本カナル型と同じと考えてもらえればよいかと。

それでは、「音質」に関しての率直な感想をお願いします。

手元に届いて聴くまでは「Beatsのワイヤレスだしなー……」とあまり期待していませんでしたが見事に裏切ってきましたね。
久しぶりにBeats製品を買いましたが、「ほんとにこれBeats?」と思うくらい音が良くなっています。

コントローラーは”いつもの”Beats

次はワイヤレス部分にフォーカスして質問していきます。
ペアリングや音楽・ボリュームコントローラーの使い勝手はどうでしょうか。

通常のペアリングは他のBluethoothイヤホンと変わりません。接続されると「ボピンデュデュン」みたいな音が流れます。
コントローラーは、Beatsを使ったことがある方は分かると思いますが、”いつもの”やつが付いてます。若干ボタンのクリック感が良くなっている気がします。新品だからかかもしれませんが……

つまり、コントローラーはあまり使い勝手がよくないということでしょうか。

“使いにくい”というわけではありません。
ただ、コントローラー部分がいつものままで工夫がなかったので、あえて”いつもの”という表現を使いました。まぁ、可もなく不可もなくですね。
個人的には以前から色々とBeats製品を使って慣れているので、使いやすいと感じています。

では、バッテリーの持ちや充電時間についてはどう感じていますか。

結構モリモリバッテリーがなくなっていくので、バッテリー持ちはそこまで良くない印象を受けています。
ただ、自分の場合長く使っていても2〜3時間なので問題ない範囲です。また急速充電対応で5分で2時間再生できるので、移動時間の合間に充電すれば大丈夫だと思います。

iPhoneで使用されているということですが、BeatsXは「Apple W1チップ」搭載という特徴がありますよね。何か恩恵を感じることはありましたか。

一番初めのペアリングが非常に楽です。
BeatsXの電源をONすれば、iPhoneに表示され接続ボタンを押すだけです。機器登録がとてもスムーズにできます。自動的に「◯◯のbeatsX」のように表示されます。すごーい!

すごーい!

この価格でここまで満足できた製品は久しぶり

他にもてっぺいさんが感じた「BeatsX」の良いところがあれば教えてください。

ハウジングがマグネットになっていてイヤホンのL/R同士がくっつくようになっています。
音楽を聴かない時に首からかけっぱなしにしていてもプラプラしません。マグネットの吸着力も強すぎず弱すぎずといった具合で、よく考えられており無駄にくっつけたり外したりしてしまいます。たのしー!

左右がくっつくことで、輪っか状になる

逆に、イマイチだなと感じている点があれば教えてください。

イヤホンがON状態、OFF状態になっているかが分かりにくいですね。
小さなLEDインジケータが付いていますがほとんど見えません。AirPodsのように耳から外せばOFFになる機能が欲しかったです。

全体的な満足度はどうでしょうか。

この価格でここまで満足できた製品は久しぶりですね。
iPhoneとの親和性、使い勝手、デザイン、素材の選択、音、全てにおいて大満足です。半年待った甲斐がありました。

今回は「BeatsX」について色々と教えていただきありがとうございました。最後にこの記事を読まれている方にメッセージがあればどうぞ。

「Beatsは音質が…」と思っている方も是非一度試聴してもらいたいですね。
あと、カラーはホワイト、ブラック、グレー、ブルーとありますがレッドも欲しいところです。レッドのBeatsXでアスナさんとイヤホンを半分こして音楽を聴きたい人生でした。

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取材協力:てっぺい(@GEN_HTC_EVO)

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執筆:あんそく
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