Xiaomi Mi Notebook Air 1ヶ月使い倒しレビュー! デザイン、性能、価格を兼ね備えた心強い相棒
中国Xiaomiによる初のノートPC、Xiaomi Mi Notebook Air(12.5インチ)を購入し1ヶ月以上日常的に利用しましたので、その感想をレビューいたします。
Xiaomi Mi Notebook Airは、12.5インチのフルHD液晶にCore M3プロセッサー、4GB RAM、128GB SSDを搭載したノートPC。1,072g(実測)という軽さと、デザイン性に優れた筐体でどこにでも持ち出せる心強い相棒として活躍してくれました。
スペック
OS | Windows 10 Home China |
---|---|
CPU | Intel Core m3-6Y30 |
RAM | 4GB |
ROM(内部ストレージ) | 128GB SSD(拡張スロット有) |
ディスプレイ | 12.5インチ、解像度:1920×1080 |
カメラ | フロント:100万画素 |
バッテリー容量 | 5000mAh |
サイズ・重量 | 約高さ155.6x幅276.5x厚さ12.9mm、1.072kg(実測) |
カラー | シルバー |
端子類 | USB Type-C,USB 3.0,HDMI,3.5mmステレオミニ |
デザイン性に優れた筐体
本機のデザインは某MacBookをかなり意識したもの。普段からMacBookを見慣れていない方からすれば区別がつかないレベルかもしれません。
筐体はシルバーで統一され、天板はロゴも何もないシンプルな仕上がり。
底面にはスピーカーの穴とネジ穴。
なお、底面は簡単に開けることができ、SSDを入れ替えることが可能です。殻割りに関しては私個人のブログにて解説しておりますので、合わせてご覧ください。
Xiaomi Mi Notebook Air殻割りレポ。手軽にアクセス可能なのはSSDスロットのみ – 中華パッドとDAPのつぶやき場
キーボードは英字配列。バックライト搭載で暗い場所でも視認性の高い仕上がりになっています。
打鍵感は見かけに対して深く押し込むことができ、そこそこ良好。ただ、Deleteキーの場所に電源キーが配置されており、慣れるまでは打ちミスに苦しみました。
デザイン自体はかなり洗練されています。質感も高く現在500ドル台でも購入できるPCにはとてもですが見えないレベル。おしゃれなカフェに持っていって、赤ぶどうジュースでも飲みながらドヤ顔しても何ら違和感ありません。
実際にやってみましたが、どうですか、変じゃないでしょう…?
基本的な作業では全く困らないスペック
ノートPCを新調する理由というのは人によって様々ではありますが、少なくとも今回のMi Notebook Airはファッションのために購入したわけではありません。大学に持っていってノート取りやレポートの作成、外出先でのブログの編集、旅行中の簡易的な画像編集のために購入しています。
本機はCPUにIntel Skylake世代のCore m3-6Y30プロセッサーを搭載。その能力自体はCore i5などに比べれば圧倒的に劣るものの、近年登場しているモバイル向けAtomプロセッサーに比べれば圧倒的に高性能。実際にMicrosoft Office製品群や、デスクトップ版Skype、Google Chromeなど日常的に使用するソフトウェアを同時に起動して作業を行っても全くストレスを感じません。
Adobe Lightroomに関しても少しだけ使用してみましたが、流石に動作が緩慢になるものの外出先での編集くらいであれば実用に耐えれる性能に感じました。
ベンチマーク結果
PC Mark並びにCrystalDiskMarkのスコアも参考に載せておきます。
電池持ちはもう少し頑張って欲しいかも
バッテリー持ちに関しては公称の9時間の連続動作に関しては厳しいものの、ブログの更新程度であれば5,6時間は作業可能。ただし、それ以上の時間使う際には充電器が欠かせません。
bbenchにてキーストロークON、WEB巡回ONの状況で電源が切れるまでの時間を測ったところ、100%から休止状態(4%で記録が途切れました)まで4時間18分という結果。
また、JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 2.0)に準拠した方法でも計測を実施しました。結果は以下の表のとおり。
測定法a | 6時間6分27秒 |
---|---|
測定法b | 8時間9分45秒 |
動作時間 | 約7.1時間 |
※測定方法の詳細に関してはJEITAの公式サイトをご覧ください。
測定時環境:Wi-Fi・Bluetooth ON、輝度最大、電源モード”バランス”、VLC Media Playerを使用してSSD内に保存した動画ファイルを再生
公称の動作時間は9時間でしたが、実際の動作時間は約7.1時間となりもう少し健闘して欲しいように感じます。
充電については、付属の電源アダプターで6%から満充電まで2時間4分32秒でした。充電速度は高速でこちらは満足です。
日本語化には一手間必要
本機は中国国内での販売が前提の商品で、プリインストールされているOSはWindows 10 Home Chinaと呼ばれる中国語の単一言語版。通常の中華タブレットの日本語化のように言語の追加によって簡単に日本語化できるわけではない一癖あるOSです。(通販サイトで購入する際は”Home China”版を購入してください。)
日本語化の手順は、ざっくりと言えばHome Chinaの状態でライセンス認証を行った後に、プロダクトキーを控え、Windows 10 Homeの日本語版をクリーンインストールといったもの。
詳しい手順に関しては、こちらのブログで解説されております。
Mi Notebook Air 12.5にWindows 10 日本語版をクリーンインストール | HANPEN-BLOG
総評:いつでもどこでも持ち出せる心強い相棒
Mi Notebook Airを購入し約1.5ヶ月ほぼ毎日持ち出し、電車の車内やカフェ、大学と至る所で使い倒してきました。使い続けて感じたのは、非常に軽量で持ち運びやすい筐体でありながら、基本的な作業をそつなくこなしてくれ、いつでもどこにでも持ち出せる心強い相棒だということでしょうか。
現在、12.5インチ版のMi Notebook Airは中華通販サイトのGearBestでは586ドル。デザイン、性能、価格の3点を抑えた本機、使い勝手の良いモバイルノートPCとして大活躍してくれるはずです。
※Xiaomi Notebook Airは技術基準適合証明を受けていないため、日本国内での使用は電波法に抵触する可能性があります。本記事は、端末の輸入及び使用を推奨するものではありません。
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”プリインストールされているOSはWindows 10 Home Chinaと呼ばれる中国語の単一言語版。”との記載がありますが、Home Chinaと中国語 単一言語版は別物なのではないでしょうか。