今年中に日本参入? Smartisanのカラフルで左右対称なスマホ「Smartisan U1」レビュー
中国北京市に本社を置くスマートフォンメーカーSmartisan(スマーティザン)から、ミドルレンジモデルである「Smartisan U1」を提供していただいたのでレビューしていきます。
Smartisanは2012年5月に創設されたばかりの若い会社で、2015年8月の新製品発表会にて正式に日本市場参入を発表しています。
Smartisan U1はカラーバリエーションに富んだミドルレンジモデルです。表面の色によって标准版、文艺青年版、黑色版と3つに分かれており、バックカバーによってもカラーバリエーションが増えるために非常に多くのカラーが存在します。
パッケージ
箱は非常にシンプルで、下面にはSmartisanのロゴが印字されています。
この写真のSmartisan U1は、「文艺青年版」の「鳩羽紫」という、黄色がかった白色のボディーに紫色の裏蓋の組み合わせのカラーです。
箱の側面には中国語でナッツを意味する「堅果」の文字が印字されています。中国ではSmartisan U1は「堅果(JianGuo)」という愛称で親しまれていますが、日本をはじめとするグローバル市場においてもこの名称を使用するかは不明です。
パッケージ内容物
付属品は本体、取扱説明書、保証関係の紙、充電アダプター、microUSBケーブルです。
マニュアル類も付属しており、Smartisanがサポート面についてもしっかりしていることが伺えます。(なお、日本では未定)
外装
表面
表面は至ってシンプルに仕上がっています。主な特徴としては近接センサーが受話器の穴に入っているなど、表面から穴を極力減らされています。非常にすっきりしたデザインに感じます。
背面
背面はプラスチック製で、中央にはSmartisanのロゴが入っています。縦に溝が入っているので、手に取った時のグリップ感は非常によく、5.5インチという大画面の割には持ちやすく感じました。
裏蓋は取り外しが可能。内部にはバッテリーとNFC用のアンテナ、デュアルSIMスロットを備えています。
上部
上部はイヤホンジャックとノイズキャンセリング用の穴、そして電源ボタンがあります。
下部
下部にはスピーカー、マイク、microUSBポートがあります。中央にある溝は裏蓋を取り外すための機構です。
対称的な左右面
左右側面は全くと言っていいほど、同じデザインをしています。Smartisanのデザインコンセプトには”対称”があり、右利きの人でも左利きの人でも使いやすいように配慮がされています。
一見ボリュームボタンが2つあるように見えますが、一つはバックライトの調整ができるようになっていて、設定で左右を入れ替えることが可能です。
Smartisan U1のスペック
OS | Smartisan OS (Android 5.1.1) |
---|---|
CPU | Snapdragon 615 |
RAM | 2GB |
ROM(内部ストレージ) | 16/32GB |
ディスプレイ | 5.5インチ、解像度:1920×1080 |
カメラ | アウトカメラ:1,300万画素、インカメラ:500万画素 |
バッテリー容量 | 2,900mAh |
サイズ・重量 | 約 高さ152.9x幅76.9x厚さ9.0mm、155g |
カラー | (标准版) 红、橙、黄、绿、青、蓝、紫、灰 (文艺青年版) 遠州鼠、落栗、蘇芳、石竹、枯草、柳煤竹茶、錆青磁、鳩羽紫 (黑色版) 黑 |
価格 | 標準モデル699元(≒13,000円) 全ネットワーク対応モデル799元(≒14,500円) |
ソフトウェア
ロック画面は上にスワイプすることでロックを解除する方式。右下のアイコンから上にスワイプすると、各機能に直接アクセスすることが出来ます。若干怪しい箇所も見受けられるものの、日本語にも対応しています。国内向けに発売されるまでには改善されることでしょう。
Smartisanの端末には、AndroidをベースとしたSmartisan OSが搭載されています。一番の特徴はタイル状のホームUIです。グリッドの数は自由に変更可能です。
通知バーは通知部分と機能への簡易アクセス部分が完全に独立しています。機種によっては上下に無理に配置して使いにくくなっていたりもするので独立しているのは良いことだと思います。
日本投入秒読みのSmartisanの今後に期待
Smartisan U1は去年発表されたモデルで、発売から時間が経過しています。
製品を手に取る前までは、日本でSmartisanが上手くやっていけるのか不安に感じていましたが、Smartisan U1はいい意味で期待を裏切ってくれた印象があります。動作はぬるぬる快適に動きますし、ハードも良くできています。
そして、左右対称のデザインによって左利きの筆者でもとても使いやすいと感じました。個人的な感想ですが、左利きの人こそ、Smartisanの端末を触ってみて欲しいなと思います。きっと、良きパートナーになるのではないでしょうか。
そして、価格も値下げされました。日本に投入されそうな全ネットワーク対応版は約14,500円ほどで買えてしまいます。競合他社がほぼ倍に近い価格で同等の製品を販売している日本市場に置いて、黒船Smartisanの登場が日本市場にどのような影響を与えていくのか、楽しみに見守っていきたいと思います。
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この記事へのコメント:4件
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Smartisanのステマ記事ではないか?
記事内には「提供していただいた」旨書いている為、ステルスマーケティングの類には該当しないと認識しています。
もう少し頭を使ったコメントをしていただけると当方としてはとても助かります。
かなり低価格帯のようですが動作はもたついたりせずに安定してますか
そうですね。価格を考えるとかなり健闘していると思います。動作そのものもかなり軽快ですのでミドルレンジでもストレスなく使用できるかと。国内ではまだ未発売の商品ですので、今後の状況に関してはお答えしかねますが、手元にある状態で言わせていただきますとかなり日本でも売れるのではないかなと言うのが率直な感想です。