「FiiO X3 2nd」のフォーマットは本体で行わない方が良い?ハイレゾ再生時のノイズ対策について
2015年5月15日より国内販売も開始された、ハイレゾ対応DAP「FiiO X3 2nd」ですが、本機には内部ストレージが用意されておらず、microSDカードが必須になります。
しかし、これの取り扱いが意外と厄介で、場合によってはハイレゾ再生時に「ノイズ」や「音飛び」と言った現象が発生する場合があります。今回はこの「ノイズ」や「音飛び」の対策方法をご紹介するので、同様の症状に悩まされている方は是非実践してみてください。
ハイレゾ再生時にノイズや音飛び発生?
まず、ここで言う「ノイズ」や「音飛び」は“ハイレゾ音源”再生時のものを指します。また、あくまで「曲中」に発生するものであり、フォーマットが違う曲に切り替わる時に発生することのある「ブツッ」というノイズの事でもありません。
X3 2nd本体でのフォーマットは「待った」
「X3 2nd」は本体にmicroSDカードのフォーマット機能が搭載されています。これを使ってフォーマットするのが一番手っ取り早いのですが、ハイレゾ音源を聴く方にはあまりオススメしません。これが原因かどうかは定かではありませんが、本体でフォーマットを行うと高確率で「ノイズ」や「音飛び」が発生するようです。実際、筆者もこれに悩まされていました。
フォーマットはPCで行おう
結論から言うと、これの解決方法は「microSDカードをPCで通常フォーマットする」ことです。Windows 7での手順を以下に紹介します。
PCに使用するmicroSDカードを接続し、右クリックから「フォーマット」を選択します。
次に「ファイルシステム」からFAT32やexFATなどを選択します。使用するmicroSDカードが64GB以上の場合は、exFATを選択してください。「X3 2nd」はexFATに対応しているので問題ありません。
ただし、FWのアップデートに使用するmicroSDカードは、FAT32でフォーマットされている必要があります。この場合は、アップデート用のmicroSDカードを別に用意しておいた方が良いでしょう。
※今回は記事用に2GBのmicroSDカードを使用しています。
「クイックフォーマット」は使わない
ここで最も大事なところは、「クイックフォーマットを使わない」ということです。必ずチェックを外し、通常フォーマットを行ってください。
ただ、通常フォーマットはもの凄く時間がかかるので、その点は考慮した上で開始しましょう。ちなみに筆者は128GBのmicroSDカードを通常フォーマットするのに6時間程かかりました。
ある程度環境に依存するとは思いますが、数分で終わる作業ではないことを頭に入れておきましょう。
まとめ
フォーマットが終了したら、後は普通に曲を入れなおせばOKです。筆者の環境では、これでハイレゾ再生時に曲中で発生していた「ノイズ」や「音飛び」が全く出なくなりました。もちろんこの方法で必ず改善するというものではありませんが、試してみる価値はあると思います。
また、同様の方法で同じくFiiO製の「X1」や「X5」でも症状が改善するようなので、そちらを利用されている方も試してみると良いかもしれません。
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この記事へのコメント:2件
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やはり中国といおうか、確かにハイレゾ再生時、激しく音飛びします。御記事を参考にmicroSD128Gを再度USB型カードリーダーライターへ入れ時間を掛けてフォーマットし、コピペを繰り返しX3へ挿入し聞きました。やはり、一曲中3度ほど音とび・・・。そうです、記事にあるもう一枚のSDカードでのFWアップデートをしておりませんでした。ただ、それを挿入してもPC(Win8.1)がデバイス認識しないのですが、そこのやり方を教えていただければ幸いです。何卒、宜しくお願いいたします。
PCがSDカードを認識しないということであれば、様々な原因が考えられるますので、ご利用されているPCメーカーのヘルプ等を参照して頂くの方が迅速かつ安全かと思われます。
申し訳ございませんが、宜しくお願い致します。