交換できるアンプモジュール採用のフラッグシップ「FiiO X7」開封の儀
2015年12月18日に国内での販売が始まった、FiiOのフラッグシップとなるDAP「FiiO X7」を購入しました。X7の噂は海外で2014年3月頃に「FiiO X5」が発売された時にはすでにあり、上位機種の存在がネックになりX5の購入を踏みとどまった方も多いかもしれません。かく言う筆者も乗り換えるつもりでX5を購入したものの、待てども暮らせども一向に発売される気配はなく、時折海外のオーディオ系掲示板で新しい情報が流れる度に一喜一憂していました。そんなこんなで待つこと約2年、ようやくの発売となったX7の開封の儀を執り行います。
待ちに待ったDAP「FiiO X7」
まずは外箱から。特に安っぽいわけではありませんが、高級感もありません。そして何だか汚いです。これはFiiO側の問題なのか販売店舗の管理の問題かは不明ですが、もう少しどうにかして欲しいですね。
「FiiO X7」の販売価格はオープンですが、税込み10万7890円あたりで販売している店舗が多いようです。ちなみに筆者は某店のシークレットセールで税込み9万円で購入しました。
箱を開けるとそこには本体ではなく、簡単な説明書が。これを取ると本体が姿を現しますが、半透明の白い袋に入っています。
これを取るとやっと本体とご対面!この瞬間を約2年待ちました…。
箱の底には保護フィルム2枚、マイクロUSBケーブル、同軸変換ケーブル、説明書が同梱されているほか、アンプモジュールの脱着にしようするドライバーと予備のネジも4本付属しています。
デザインを刷新、洗練された印象に
FiiOのDAPといえば特徴的な物理キーが良くも悪くも有名ですが、X7ではタッチスクリーンディスプレイを採用し、スマートフォンのようなシンプルなものになりました。初代X5は「ガスコンロ」などと呼ばれ、デザインは賛否分かれていましたが、X7は比較的無難なデザインになった印象です。
背面は一部が出っ張った…というか、上部がへこんでいるような形です。
電源を入れるとディスプレイ下部のLEDが青に光ります。実用性としては、電源が入っているかどうか、充電されているかどうかの確認ぐらいしかありませんが、ガジェット好きには刺さりそうなポイントです。なお、設定からOFFにすることもできます。
「FiiO X7」最大の特徴といえば交換できるアンプモジュールですが、本体下部のネジを外すことで簡単にアンプ部を切り離すことができます。付属のアンプはIEM向けのもので、今後より高音質な「Medium-classモジュール(MUSE02)」、ヘッドホン向けの「High-Powerモジュール(LME49600)」、バランス対応の「Balancedモジュール」が発売される予定です。
物理キーは本体両側面にあり、左側面に音量ボタン・電源ボタン、右側面に曲送り/戻しボタン・再生/一時停止ボタンが配置されています。音量ボタンの長押しで曲送り/戻しを行うDAPが多いですが、これは操作ミスで不意に音量が上がってしまう事故が稀にあり、それぞれボタンを独立させたのは個人的に高評価です。
また、将来的には左右のボタンの機能を自由に入れ替えられる「ボタンマッピング機能」にも対応する予定とのこと。
上部にはラインアウト/コアキシャルアウト兼用のジャック、下部には3.5mmヘッドフォンジャックと、充電および通信用のマイクロUSBポートを配置しています。
手に持つとこんな感じに。ディスプレイサイズは4インチですが、ベゼルが太いのと縦に長いのとで、5インチ程度のスマートフォンより少し小さいぐらいのイメージです。
参考に「FiiO X7」「Nexus 5」「Cayin N5」を並べてみました。以前使用していた「Calyx M」よりも一回り小さく持ちやすい印象です。
また、透明のプラスチックケースも同梱されています。筆者の場合は、開封時から本体にケースが装着されていましたが、どうやらそうでない場合もあるようです。これは出荷時期によって違うようで、SNSなどでは音の傾向も異なるとの報告もありますが…詳細は不明です。
まとめ
ファーストインプレッションとしては非常に満足のいくもので、約2年待った甲斐がありました。本当はここでソフトウェア面の紹介もしたかったのですが、思ったより長くなりそうなので、それはまた次回ということで。
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