通話定額時代がついに来た!3キャリアの新料金プランを徹底比較
auの新料金プランであるカケホとデジラが25日に発表され、3キャリア全ての新プランが出揃いました。
結果として3キャリアほぼ全て横並びの通話定額プランに移行することになり、通話が少ないユーザーにとっては割高となってしまいます。
今回は3キャリアに加えてウィルコムのスーパー誰とでも定額のプランを比較して、それぞれのメリットデメリットを比較してみました。※価格は全て税抜き表示です。
通話定額の料金
docomo | au | SoftBank | ウィルコム | |
---|---|---|---|---|
新プラン名称 | カケ・ホーダイ | 電話カケ放題 | スマ放題 | (スーパー) 誰とでも定額 |
スマホ基本料金 | 2,700円 | 1,381円 | ||
ガラケー基本料金 | 2,200円 | |||
通話定額オプション | 基本料金に含まれている | 1,500円 / 980円 | ||
通話料 | 24時間どこでも何度でも掛け放題 | 24時間どこでも何度でも掛け放題/10分以内500回までの制限ありで掛け放題 |
ウィルコムは基本使用料と通話定額オプションが別々となっており、通話定額オプションを付けると他社よりも181円高くなっております。
しかしオプションとなっているので必要なければ定額プランを外したり、980円で10分以内・500回までの制限の「誰とでも定額」に自由に変更することが出来ることがメリットです。
パケットの料金
続いてはパケットに関する比較です。ウィルコムはスーパー誰とでも定額にPHSデータ通信の料金が含まれているので除外します。
プラン概要
docomo | au | SoftBank | |
---|---|---|---|
新プラン名称 | パケあえる | データ自由ライフ | スマ放題 |
パケット定額プラン加入 | 任意 | 必須 | 任意 |
パケットプラン購入 | 代表回線 | 1回線ずつ | 代表回線 |
パケットのシェア料金 | 540円 | 無料 | 540円 |
パケットの繰り越し | 不可 | 不可 | 可能(100MB単位) |
インターネット接続サービス料 | 300円 |
ドコモとソフトバンクは同様のプランとなっており、auだけ仕組みが違っています。ドコモとソフトバンクでは代表回線がパケットを購入し、子回線は500円を支払いパケットをシェアします。
一方auは1回線ごとにパケットパックを購入し、家族でパケットが余ったり足りなくなったりしたら家族でシェアするプランとなっています。他社と違ってシェアオプション料金は発生しません。
auのほうが家族間で喧嘩にならずに済みそうですが、掛け放題プランのみ契約したい方にとってはパケット定額が必須なので注意が必要です。
また、ソフトバンクでは家族で余った通信量を繰り越すことが出来るので無駄なく使用することが出来ます。ただし、後述する「家族データシェア」「U25ボーナス」との併用はできません。
パケット通信量ごとの金額
次にパケット通信量ごとの金額を比較してみます。()内の金額は1GB当たりの金額となっております。
docomo | au | SoftBank | |
---|---|---|---|
2GB | データSパック 3,500円 (1,750円) | データ定額2 3,500円 (1,750円) | データ定額パック2 3,500円 (1,750円) |
3GB | – | データ定額3 4,200円 (1,400円) | – |
5GB | データMパック 5,000円 (1,000円) | データ定額5 5,000円 (1,000円) | データ定額パック5 5,000円 (1,000円) |
8GB | – | データ定額8 6,800円 (850円) | – |
10GB | シェアパック10 9,500円 (950円) | データ定額10 8,000円 (800円) | データ定額パック10 9,500円 (950円) |
13GB | – | データ定額13 9,800円 (754円) | – |
15GB | シェアパック15 12,500円 (833円) | – | データ定額パック15 12,500円 (833円) |
20GB | シェアパック20 16,000円 (800円) | – | データ定額パック20 16,000円 (800円) |
30GB | シェアパック30 22,500円 (750円) | – | データ定額パック30 22,500円 (750円) |
auは3GB・8GB・13GBのプランを用意しており、10GB以上になると他社と比べて比較的安くなっております。
ドコモやソフトバンクは代表回線が家族全体のパケットを購入するので15GB・20GB・30GBの通信量が多いプランも選択することができます。
固定通信サービスセット割引
auでは固定通信サービスセット割引の「auスマートバリュー」を新プランでも導入しました。
割引前価格 | 割引額 | 割引後価格 | |
---|---|---|---|
2GB | 3,500円 (1,750円) | -934円 | 2,566円 (1,283円) |
3GB | 4,200円 (1,400円) | -934円 | 3,266円 (1,089円) |
5GB | 5,000円 (1,000円) | 2年間-1,410円 | 2年間3,590円 (718円) |
8GB | 6,800円 (850円) | 2年間-1,410円 | 2年間5,390円 (674円) |
10GB | 8,000円 (800円) | 2年間-1,410円 | 2年間6,590円 (659円) |
13GB | 9,800円 (754円) | 2年間-1,410円 | 2年間8,390円 (645円) |
2GB・3GBでは934円の割引、5GB~13GBでは2年間1,410円の割引があります。
これを先ほどの比較表に当てはめると以下のようになります。
docomo | au | SoftBank | |
---|---|---|---|
2GB | データSパック 3,500円 (1,750円) | データ定額2 (auスマートバリュー) 2,566円 (1,283円) | データ定額パック2 3,500円 (1,750円) |
3GB | – | データ定額3 (auスマートバリュー) 3,266円 (1,089円) | – |
5GB | データMパック 5,000円 (1,000円) | データ定額5 (auスマートバリュー) 2年間3,590円 (718円) | データ定額パック5 5,000円 (1,000円) |
8GB | – | データ定額8 (auスマートバリュー) 2年間5,390円 (674円) | – |
10GB | シェアパック10 9,500円 (950円) | データ定額10 (auスマートバリュー) 2年間6,590円 (659円) | データ定額パック10 9,500円 (950円) |
13GB | – | データ定額13 (auスマートバリュー) 2年間8,390円 (645円) | – |
15GB | シェアパック15 12,500円 (833円) | – | データ定額パック15 12,500円 (833円) |
20GB | シェアパック20 16,000円 (800円) | – | データ定額パック20 16,000円 (800円) |
30GB | シェアパック30 22,500円 (750円) | – | データ定額パック30 22,500円 (750円) |
auスマートバリューを組み合わせると更に安くなりました。きっと他社も固定回線とセットの割引に追従してくると思います。
月額データ量を超過したとき
月額のデータ量を超過した時の対応もキャリアによって対応が異なります。1GBずつ購入するプランと通信した分だけ自動課金の2種類が用意されております。
docomo | au | SoftBank | |
---|---|---|---|
新プラン名称 | リミットモード | データチャージ | – |
パケット単価 | 1GB 1,000円 | 0.5GB/1GB 550円/1,000円 | 100MB 100円~250円 |
ソフトバンクだけはスマ放題に加入した段階で自動課金のプランに加入されており、従量課金を定額に戻すには「あんしん料金オプション」(月額300円)に加入する必要があります。
パケット単価も100MBと細かく設定されており、Sプラン:250円、Mプラン:125円、Lプラン:100円から選択することができます。
長期回線・25歳以下特典・ボーナスパケットなど
最後は長期回線・25歳以下特典・ボーナスパケットなどの違いについて比較しましょう。
長期回線特典
docomo | au | SoftBank | |
---|---|---|---|
新プラン名称 | ずっとドコモ割 | 長期優待データギフト | 長期継続ボーナス |
提供開始時期 | 6月1日~ | 未定 | 未定 |
契約年数 | 6年目~ | 6年目~ | 未定 |
特典 | 300円~2,000円割引 | 3ヵ月に1度データ量を増量 | Tポイントの付与率アップ |
キャリアによって長期回線の特典は異なっており、ドコモは通信料の割引。auは使えるデータ量のアップ。ソフトバンクはTポイント付与率アップとなっております。
とはいったものの、長期回線でも今までと同様に10年くらい持っていたとしてもあまりメリットを感じません。ソフトバンクは具体的な対象者はまだ未定となっています。
25歳以下特典
docomo | au | SoftBank | |
---|---|---|---|
新プラン名称 | U25応援割 | – | U25ボーナス |
特典 | 基本使用料から500円割引 利用データ量に1GB追加 | – | 基本使用料から500円割引 利用データ量に1GB追加 |
25歳以下の特典はドコモとソフトバンクが共通して基本使用料から500円引きに加えて、利用データ量に1GBボーナスとなっております。
学生に人気だったauが今回は特典がないので、25歳以下の家族がいる場合はドコモやソフトバンクが安くなると思います。
ボーナスパケット特典
docomo | au | SoftBank | |
---|---|---|---|
新プラン名称 | iPhone/iPadボーナスパケットキャンペーン | iPhoneデータ増量キャンペーン | スマホデータ増量キャンペーン iPhone/iPad データ増量キャンペーン |
適用条件 | カケ・ホーダイ・パケットパック契約・iPhone/iPad契約 | 電話カケ放題プラン+データ定額・iPhone契約 | データ定額パック契約・標準(5GB)以上のプラン 全データ定額パック・iPhone/iPad契約 |
特典 | 最大13ヶ月間、利用データ量に1GB追加 | 最大13ヶ月間、利用データ量に1GB追加 | 利用データ量に2GB追加 利用データ量に1GB追加 |
3キャリアともやはりiPhoneやiPadを推しているので、パケットボーナス1GBのキャンペーンを開催しております。
ソフトバンクは5GB以上のプランを選択することで、iPhoneだけではなくAndroidスマートフォンも2GBのデータ量をボーナスで付いてきます。
auはiPhoneのみでiPadやAndroidスマートフォンはボーナスの対象外となります。
まとめ
iPhoneが3キャリアで発売され、新料金プランで3キャリアほぼ同じようになりました。
今後はケータイキャリアを端末やプランで選ぶ時代から、電波品質やMNPキャッシュバックなどで選ぶような時代が再来してくるかもしれません。
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この記事へのコメント:3件
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文末が統一されてなかったり日本語がおかしかったり
数字はアラビア数字と漢数字混ざっています
全編に渡って物凄く読みづらいです
よくこんな記事公開しましたね
ご指摘ありがとうございます。
名無しさんの指摘にある通り、表記揺れなどがあり見難くなっていましたので修正しております。
料金表の部分は、色々と見せ方を考えたのですがこう落ち着きました。
各社もっと分かりやすくシンプルな料金体系にしてくれれば書く方も読む方もありがたいんですけどね…
以後気をつけます!ありがとうございました。
分かり易いし見やすいですよ。ありがとうございました