#Xperiaアンバサダー Xperia Z4レビュー、進化を感じる塊感と噂の発熱

Xperiaアンバサダープログラムでお借りしている、Xperia Z4 SOV31を少し使ってみました。
Xperia Z4自体のレビューと、普段使用しているXperia Z3 SOL26との比較を行っていきます。

外観の変化

Xperia Z4ファーストインプレッション (6)
たった半年でモデルチェンジするXperiaのフラグシップモデルですが、それでも変化は感じました。

光沢感の増したフレーム

Xperia Z4ファーストインプレッション (7)
パッと見てすぐに見える差は側面でしょうか。
角のプラスチック部分は光沢感のある処理を施しています。

Xperiaアンバサダースライド (2)
従来よりも光沢感のあるデザインは好みの分かれるところですが、非常に手間がかかっているようです。

Xperiaアンバサダースライド (3)
側面にあった蓋は最小限まで減らしています。
キャップレスのmicroUSBなんて他社では数年前から採用していますが、Xperiaでの採用が遅れたのは一体どんな理由があるんでしょうか。

また、将来的には完全にスロットレス化も目指しているそうです。

一体化したカメラ

Xperia Z4ファーストインプレッション (8)
背面にも大きな変化があります。
カメラ周辺にリングが無く、背面のガラスパネルと一体化しています。

不思議なことにカメラ下のLEDフラッシュは一体化していません。
この点はXperia Z3から退化していると言えます。

Xperiaアンバサダースライド (1)
0.4mmの薄型化と8gの軽量化を実現しています。
その代わりにバッテリー容量が170mAh少なくなっているため、ここも評価が分かれるところです。

瞬間的に熱くなる

Xperia Z4 スクリーンショット 001
ウェブブラウジングなど、普通に使っている分にはそれほど発熱を感じることはありません。
しかし、複数アプリの連続アップデートなどの負荷がかかると瞬間的に温度が上がります。

アプリのアップデートをバックグラウンドで行いながらカメラを使用すると、高温による強制終了しやすいように思いました。

詰めの甘いソフトウェア

Xperia Z4 スクリーンショット 002
塊感のあるXperia Z4の筐体とAndroid 5.0から採用されているマテリアルデザインは親和性が高く、綺麗にまとまっている印象です。

一方、タスク一覧画面に表示されるスモールアプリのアイコンなど、まだまだマテリアルデザインに最適化しきれていない部分が見受けられます。
全体的にまとまっているからこそ、こういった詰めの甘さが目立ってしまっています。

思っていたほど悪くない

2015年の夏モデルはフラグシップモデルが軒並みSnapdragon 810を採用し、どれも発熱が酷いとの評判を聞いていました。
確かに激しく発熱することはあるものの、私の使っている限りでは上記のような特定の条件に限られます。

完成度の高い筐体

ソフトウェアとは対照的に、筐体の完成度の高さに驚きました。
現在メインでXperia Z3 SOL26を使っている身としては、キャップレスのmicroUSBは利便性の向上に寄与しますし、マグネットコネクタが無くなったことでデザインがスッキリしただけでなく、持ち心地も良くなっています。

microSDスロットとSIMスロットの一体化も、頻繁にmicroSDカードを出し入れしない私にとってはメリットの大きい仕様変更です。

正直「Xperia Z4最高!みんな買いましょう!」と絶賛はできません。
確かにクセの強い部分もあります。
ギークルズ読者諸兄姉であれば、この点は上手くコントロールできるのではないでしょうか。

所有欲を満たしてくれる完成度の高い筐体は眺めているだけで楽しいですし、進化を感じます。
また、次期モデルへの期待も高まります。

快適に使うために努力するというのはAndroidスマートフォンの黎明期のようで、不便の中にも楽しさが垣間見える一瞬です。

Xperia Z4はそんな端末でした。

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執筆:ragnov
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