クラウドファンディングでのプロジェクト中止相次ぐUSB Type-Cハブ開発に新たな挑戦者「GoHub」が登場
多額の出資金を集めて開発を模索していたUSB-C用USBハブ「HUB+」のプロジェクト終了が発表されました。この件では出資金が全額返還されるとアナウンスされています。
HUB+は数社のチップを試しましたが問題を解決できなかったようです。
他にも多くのUSB Type-Cハブの開発が難航しています(過去記事)。そんな市場に、Kickstarterにて新たな挑戦者が名乗りを上げました。
GoHub
今回登場した「GoHub」は、USB Type-Cでの電源供給とUSB-A 1ポートのハブだけに簡素化した製品なので、キーホルダーサイズへの小型化が可能になりました。
そのため、他の製品が苦労しているHDMIやDisplay Portなどへの対応を考慮する必要がないなど開発のハードルは低めなのかもしれません。
出資状況
気になる出資状況ですが、10月14日にキャンペーンを開始して1週間が経過した10月21日の時点でも目標額である35,000カナダドル、日本円で約320万円に対してまだ5分の1程度の7,435カナダドルしか集まっていません。
小型のUSB-Cハブとして期待されたBranch、そして最大の出資額を集めていたHUB+のキャンセルなどの影響により、多くの方が模様眺めをしているのかもしれません。
Apple純正アダプタとの比較
Apple純正のUSB-C デジタルAVマルチポートアダプタと比較してみます。
- HDMIポートは無い
- 筐体は金属製の外装
- 価格は4分の1程度の19ドル
機能的にはHDMIポートがないというハンデはありますが、この小ささと価格の安さは魅力的です。
フラッシュメモリ
更に、USB-A端子に装着するキャップを兼ねた小型フラッシュドライブも提供予定です。
容量は32GB、64GB、128GBの3種類が用意されています。
価格
価格はGoHubとUSB-A to USB-Cケーブルの基本セットが33ドルから、32GBのフラッシュドライブがついたパッケージは45ドルからとなっています。
発送予定時期
プロジェクトが成功した場合の発送予定時期は、2015年12月とアナウンスされています。
MacBookだけではなくNexus 5Xや6P、OnePlus 2への対応もアナウンスしているこの商品ですが、冒頭にも記載したとおり出資状況は苦戦気味です。
そのため今ならまだEarly Bird Specialを申し込むことも可能です。
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