FiiO X3 2ndのFWをカスタマイズして自作テーマを適用してみよう【フォント変更編】

FiiO Xシリーズはツールを使用する事で、自作テーマを適用できる事が知られていますが、それはもちろん「FiiO X3 2nd」でも可能です。今回はまず「フォントの変更方法」をご紹介します。

中華フォントは見づらい!

まず、そもそも何故フォントを変えるのか?ですが、「FiiO X3 2nd」で日本語の表示に使用されているものはいわゆる「中華フォント」で、個人的には非常に見づらいからです。

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こちらが変更前の状態です。微妙ではありますが、「ごんべん(言)」や「定」の形がおかしい他、所々に違和感を感じます。

FW展開ツールを使用してフォントを変更

これを「FW展開ツール」を使用して、自分の好きなフォントに変更します。「FW展開ツール」は有志の方が作成・公開しており、検索すればいくつか出てくるので、それを使用してください。どれも基本的な使い方は同じです。

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まずは元となるFWをFiiO公式サイトからダウンロードします。今回はFW1.1を使用しました。ダウンロードしたFWは解凍しておいてください。この中で使用するファイルは「X3II.fw」のみです。

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次に「FW展開ツール」をダウンロード後、解凍。解凍して出てきたファイルは1つのフォルダにまとめておきます。

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解凍したファイルをまとめたフォルダに「X3II.fw」を格納します。

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「unpack.bat」をダブルクリックしてFWが展開されるのをしばらく待ちます。処理は全て自動で行ってくれるので、何もする必要はありません。

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すると「X3II」というフォルダができるので、これを開きます。

フォントは自分で用意する

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ズラーっとファイルが並んでいますが、今回弄るのは「fonts」フォルダだけです。

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「fonts」フォルダ内には2つのフォントファイルがあり、このうち日本語を表示しているのは「msyh.ttf」です。これを好きなものに変更します。フォントファイル自体は自分で用意する必要がありますが、「日本語 フォント フリー」などで検索すれば、漢字も使用できる無料のフォントが多く配布されています。拡張子が「ttf」のフォントであれば使用できるので、好みに合うものを選んでください。(otfフォントは使用できませんでした)
今回筆者は、手持ちのAndroidスマートフォンから抜き出した「モトヤLマルベリ3等幅」を使用します。普段から見慣れているので、これが一番しっくりきました。

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ここで標準フォントと「モトヤLマルベリ3等幅」を比べてみます。こうして見ると、標準フォントに違和感を感じる方も多いのではないでしょうか。

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フォントの変更方法は簡単です。入手したフォントを「msyh.ttf」にリネームし、「fonts」フォルダに入れるだけです。元の「msyh.ttf」は別の場所に退避しておいても良いですし、上書きしても構いません。

出来たファイルをFWアップデートと同じ手順で適用

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ここまで終わったら「pack.bat」をダブルクリックで起動します。

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再び自動で処理が始まるので、コマンドプロンプトのウィンドウが閉じるまで待ったら作業終了です。フォントを変更した「X3II.fw」が生成されているので、これを通常のFWアップデートと同じ手順で「FiiO X3 2nd」に適用します。

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こちらが実際に適用した画面です。先程より視認性が上がり、フォントの違和感もありません。色々なフォントを試して、自分に合うものを見つけてください。

まとめ

FiiO Xシリーズはアルバムアート見ながら楽曲の選択が行えないので、フォントは非常に大事だと思います。これを見やすいものに変更するだけで、随分使い勝手が変わってきますよ。尚、新しいバージョンのFWにアップデートすると元の中華フォントに戻ってしまうので、フォントの変更はその都度行う必要があります。

次回は壁紙の変更をご紹介します。

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執筆:はとさぶれ
オーディオ系を中心に執筆していますが、スマートフォンやアプリにも興味があります。

この記事へのコメント:1件

  • フォントのサイズは変えられますか?

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