2.5mmバランス、USB3.0対応の話題のDAP「Cayin N5」の試聴会に行ってきました
8月29日(土)・30(日)の二日間、eイヤホン秋葉原店にて話題のDAP「Cayin N5」を含めた試聴会が開催されています。
本日この試聴会に参加し、短い時間ではありますが実機を触ることができたので、その内容をお伝えしたいと思います。
Cayin N5とは
「Cayin N5」は、中国Cayin社製のデジタル・オーディオ・プレーヤー(DAP)で、海外のオーディオ系掲示板Head-Fiにて情報が公開されたときから高い注目を集めていました。
というのも、DACに旭化成エレクトロニクス製AK4490を採用・2.5mmバランス対応・USB3.0対応・128GBまでに対応したmicroSDカードスロット×2を搭載と、最近のトレンドを網羅したスペックの高さに加え、比較的早い時期に「そこまで高額にならない」という事が分かっていたからです。
すでに中国や米Amazonでは販売が開始されており、価格は42,000円程と前情報通りかなり抑えられています。
Cayin Spark N5 HiFi Portable Music Player DSD Lossless Music Player
物理ボタンが絶妙
では、実際に触ってみた感想です。
本体サイズはX5 2ndと同程度で、特別大きくもなければ小さくもありません。個人的にはちょうど良いサイズ感だと思いました。重さは公称195gと少し重めですが、実際に手に持ってみるともっと軽いような気がしました。厚さは16.4mmなので何とかポケットにも入りそうです。
CNCアルミ削り出し(航空機グレード)の本体は高級感もあり、カーボン製の背面は非常にかっこいいです。あえてカバーを付けないで使用しても良いかもしれません。
ソフトウェアはX5以降のFiiO製品と似たUIになっており、これらを使用した事がある方は操作にもすぐに慣れると思います。操作感は非常に快適で、意図に反した動きやフリーズなどもする事なく、サクサク動作していました。
言語は日本語が選択できますが、現ファームウェアでは一部中国語が混じったようなおかしな表記になっている箇所もありました。フォントもいわゆる中華フォントです。
しかしこれは次のファームウェアで改善されるとのことなので、実際に販売される頃には心配する必要もなさそうです。
あまり時間がなくて写真が撮れませんでしたが、本体上部に電源ボタンと各種ジャック、左側面に音量ボタンとメニューボタン、正面に戻るボタン・曲送り/戻しボタン、ホイールが配置されています。再生/停止ボタンはホイールの中心です。ホイールは若干硬めでしたが、使っていると少し緩むのでキツめに締めてあるそうです。
また、正面に配置された曲送り/戻しボタンの使い勝手が良く、再生画面以外ではメニューや楽曲の選択ボタンとして使用できます。ホイール操作だと細かな操作が難しい場合がありますが、これなら1つずつ選択できるのでホイール操作が苦手な方にも良さそうです。
さらに物理キーには様々な「長押しコマンド」が割り当てられているそうで、スクリーンOFF時は停止・曲送り/戻しは長押しで行います。また左側面のメニューキー長押しでスクリーンを点灯させる事ができ、ポケットの中など上部の電源ボタンが押しづらい時に役立ちそうです。
僅かな時間しか試聴できなかったので音質については購入してから紹介したいと思いますが、カッチリしたモニター系ではなく、若干ウォームなリスニング向きの機種だと感じました。
まとめ
日本の代理店であるKOPEK JAPANの方が非常に好印象で、こちらの感想や要望など逐一メモを取っていたのが印象的です。使用する日本語フォントについても、あちらから「何か要望があれば検討したい」と聞いてきていただき、ユーザーの声を大事にする姿勢が伺えました。(ちなみに「モリサワフォント」を要望したら「高すぎて無理です…」と困らせてしまいました。すみません)
発売は9月中旬を予定しており、価格の詳細は決まっていませんが5万~6万円以内とのこと。話の中からX5 2ndに対抗しているように感じたので、それと同程度の価格になるのではないでしょうか。試聴会は明日も17:00まで行われるので、興味がある方は足を運んでみてください。
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