NTTドコモ、LTEの5倍超「LTE–Advanced」2015年に前倒しへ
NTTドコモは、LTEサービスの新しい規格として「LTE-Advanced」を2015年に開始すると朝日新聞が報じている。
2012年春の時点では、2015年度末までに開発を完了、サービスの開始は2016年度以降としていたが、各社のスピード競争が激しくなる中で前倒しを決めたとのことだ。
「LTE-Advanced」は、LTEの次に普及が見込まれる規格で、技術的な互換性を保ちながらさらに高度化・高速化され、理論上の通信速度は下り1Gbps以上、上り500Mbps以上と光ファイバー並みの速度となる。複数の周波数帯を束ねて利用することで高速化を実現している。
現在ドコモLTEサービスXiの通信速度は、下り最大112.5Mbps(東名阪を除く)であり、2013年度中に150Mbps、2015年にLTE-Advancedを開始し187.5Mbpsという計画になるとみられる。
しかしながら、通信速度の高速化は高消費電力につながるという課題がある為、LTE–Advanced第一世代を購入しようとするとバッテリーの持ちで悩まされるかもしれない。
ちなみに、現在auやソフトバンクモバイルはそれぞれ「au 4G LTE」「SoftBank 4G LTE」などの名称でサービスを展開しているが、国際電気通信連合(ITU)が定める正式な呼称はLTEが3.9G、LTE-Advancedが4Gである。まだ先の話だが「LTE–Advanced」サービスはどのような名称で展開するのつもりなのだろうか。
Source:朝日新聞デジタル
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