NEC、スマホ撤退へ レノボとの携帯事業統合見送り -日経報道 NEC「決定した事実はない」
日経新聞は7月17日、中国・レノボグループと携帯電話事業の統合を交渉していたNECが統合を見送る見通しとなったと報じている。
NECとレノボ、統合見送りの原因
レノボ主導でNECの赤字を立て直す方向だったが、出資比率などの条件が折り合わなかったことが原因という。NECは独自でのスマートフォン事業の存続は難しい為、携帯電話事業においてスマートフォンから撤退。従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)に特化し、事業の改善を図るとのこと。
これにより、G’zOneのカシオブランドを含む、スマートフォンの新規開発を凍結。
レノボを含め、NECが希望する携帯事業に過半出資を希望する企業が現れた場合、事業統合などの話が再び浮上する可能性はあるという。
NECカシオモバイルコミュニケーションズ
NECで携帯電話事業を担う「NECカシオモバイルコミュニケーションズ」は元々、カシオと日立の合弁会社「株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ」を更にNECが吸収合弁した企業。
NECのスマートフォン事業撤退するとなると、国内では「シャープ」「パナソニック」「ソニーモバイル」「富士通」「京セラ」の5企業だけとなる。米・アップルや韓国・サムスンといった外国企業に押されているスマートフォン市場であるが、国内企業の反撃の一手あるのだろうか、期待したいところである。
決定した事実はない
この報道に対してNECは、「市場が急激に変化する中で様々な検討を行っているが、報道された内容について決定した事実はない」とコメントした。
[追記:2013/07/17 08:59]
東京証券取引所の運営する適時開示情報伝達システム「TDnet」より、報道に対するNECのコメントが開示されたので追記。
東京証券取引所の運営する適時開示情報伝達システム「TDnet」より、報道に対するNECのコメントが開示されたので追記。
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G’zOneブランド無くなるのはとっても悲しい。