米Verizon独占モデル「Xperia Z4v」の発売が中止、原因はZ5か
米Verizonは2015年6月16日に発表した「Xperia Z4v」の発売を中止すると発表しました。
Xperia Z4vとXperia Z4の違い
Xperia Z4vは国内でも発売されているXperia Z4をベースにカスタマイズされた米Verizon独占モデルです。デザインを筆頭に比べてみると、ところどころ変わっています。
特に変化が多いのがディスプレイ、ワイヤレス充電機能の有無、バッテリー容量の3つです。
Z4に比べると重量が増していますが、バッテリー容量は増え、ディスプレイはフルHDから2Kに、そしてワイヤレス充電機能が搭載されるというベース機のXperia Z4よりもスペックが向上しています。
Xperia Z4v | Xperia Z4 | |
---|---|---|
バッテリー容量 | 3000mAh | 2930mAh |
ディスプレイ | 約5.2型WQHD液晶 | 約5.2型フルHD TFT液晶 |
サイズ、重量 | 約72.3×144.4×8.6mm 約160g | 約72×146×6.9mm 約144g |
ワイヤレス充電機能(Qi) | 搭載 | 非搭載 |
発売中止の原因はXperia Z5か
今夏発売と発表されていましたが、なんの進展もなく秋を迎え発売中止となりました。
今回Xperia Z4vが発売中止になったのは、ソニーがXperia Z5シリーズを発表したからではないでしょうか。
Snapdragon 810を採用したスマートフォンは発熱に悩まされてきましたがXperia Z4もその1つです。フルHD対応であの発熱ですから2Kの液晶は更に発熱を悪化させていたと思います。
ソニーはXperia Z4vの発表から約3ヶ月後のIFA 2015 ソニー プレスカンファレンスで、Xperia Z4の後継機であるXperia Z5シリーズを発表しました。2本のヒートパイプを搭載することで発熱を抑え、触った人間によると4K動画撮影の撮影時間も増え、発熱具合はXperia Z4よりも少ないようです。
Xperia Z5の発表で存在意義が薄れてしまい、わざわざ発熱の問題が残っているXperia Z4vは発売せずにXperia Z5を発売するほうがメリットがあると判断されたのだと思います。
米VerizonがXperia Z5もしくはカスタマイズ機を発売するかどうかは不明ですが、今回のようなことにはならないで欲しいですね。
こちらもおすすめ
あわせて読みたい
いま、注目の記事
Geekles(ギークルズ)をフォロー
Geeklesはたくさんのガジェット好き(=ギーク)が集まり、ガジェットやオーディオ、アプリ、カメラに関する情報を発信するメディアです。