100円からできる! Lightningケーブルを断線から保護する4つの方法
iPhone 5以降で採用されたLightningケーブルは、根本の部分に弱点があるため断線しやすく、早い場合は購入から半年程度で被覆が剥けてしまう場合もあります。
この記事では、そうなる前に保護する方法をご紹介します。
断線までの症状
皮膜が剥けてしまう際に最初に出る症状はケーブルの根本に「たるみ」ができることです。
こちらはiOSデバイスへの抜き差しの際にしっかりとコネクタを持って行なうなど注意して使用していても発生する場合があります。
症状の進行
ついにはケーブルの被覆が裂けてしまいます。こうなると、この症状が全周に発生し、中の細い線が剥き出しになってしまうのも時間の問題です。
末期的症状
中のケーブルが剥き出しになってしまえば断線も目前です。修理しても使い続けるのには不安が伴います。
Lightningケーブルが断線してしまう原因
断線への症状が進行するのは、Lightningケーブルの根本に曲がりなどの負荷がかかった場合に皮膜の劣化が進行します。
そのため、この部分を曲がりにくくするのが破損から保護する方法になります。
保護する方法
Lightningケーブルで最も破損が発生しやすいコネクタの根本について保護する方法を4つ紹介したいと思います。
熱収縮性チューブを使う
これは熱を加えると細くなる熱収縮性チューブを使用する方法です。秋葉原などの電材屋で簡単に入手することが可能です。
この方法ではコネクタとケーブル、もしくはコネクタ根本のストレインリリーフとケーブルの間に熱収縮性チューブをかぶせ、ドライヤーやヒートガンなどにて細くフィットするまで加熱し補強します。
スプリングをかぶせる
ストレインリリーフとケーブルの間にスプリングをかぶせて、最も弱い部分に負荷がかからないようにする方法です。
使用するスプリングはノック式ボールペンの中に入っているスプリングを利用します。ボールペンは100円ショップなどで購入できる安いもので十分です。
Lightning Saverを使う
根本の補強を行なうパーツとしてLightning Saverが販売されています。
もともとはクラウドファンディングサイトであるINDIEGOGO発の商品で、当時は133,798ドルの出資金を集めました。現在はYahooストアなどで販売されています。
仕組みとしてはストレインリリーフとケーブルとの間にシリコン製のパーツを左右から挟みこむように装着し、その上からABS樹脂製のパーツで抑えこむ形になります。
CP-01WHを使う
簡単に購入できるものとしてLightning Saverと同じ構造のCP-01WHがアイネックス社から2015年8月に発売されました。
Lightning Saverと比較してカラーバリエーションがなくホワイトのみという点を除けば、使用している素材や形状を含めてほぼ同じ製品です。
それぞれの費用比較
それぞれの保護方法にかかる費用ですが以下のとおりです。
- 熱収縮性チューブ:150円程度
- スプリング:100円程度(100円ショップのボールペンを利用)
- Lightning Saver:300円(2個セット入り)
- CP-01WH:480円(2個セット入り)
どの段階で保護を考えるか
iOSデバイスを長く使用しているユーザーならLightningケーブルだけではなく、その前のDockケーブルの時から根本が切れやすいのを経験しているのではないでしょうか。
保護するタイミングは遅くともケーブルの根本に「たるみ」が発生する前の段階で対処を考えたほうが良いと思います。これが発生したら被覆に裂け目が生じるのは時間の問題だからです。
Apple Careでの保証も
Lightningケーブルを保護する方法を紹介してきましたが、iOSデバイス購入から1年、Apple Care+に加入している場合は購入から2年間は付属品であるLightningケーブルの破損も保証されます。
その場合はApple Careサポートダイヤルに電話をして相談してみるのがおすすめです。
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