【2015年】MacBookシリーズのラインナップまとめ・モデルごとの特徴を比較
AppleのラップトップであるMacBookシリーズ。優れたデザインやiPhoneの使用をきっかけに新しいラップトップに選ぶ人も増えてきました。
今回はそんなMacBookシリーズについて、モデルごとの特徴や使い勝手を筆者の使用経験から説明したいと思います。
現在のラインナップ
2015年10月現在のラインナップですが、MacBook、MacBook Air、MacBook Proの3つのシリーズが用意されています。
- MacBook
- 11インチMacBook Air
- 13インチMacBook Air
- 13インチMacBook Pro
- 13インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル
- 15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル
それぞれのシリーズの特徴
これら3つのシリーズはそれぞれモデルごとの特徴を持っています。
処理能力やスペックはCTO(カスタマイズ)を行ったりモデルイヤーによっても異なりますので、今回は実際の使い勝手や使い分けなどについて記載したいと思います。
MacBook Air
MacBook Airは現在のラインナップにおいて、価格と性能の面でバランスのとれた製品となっています。11インチと13インチではディスプレイサイズ以外でも違いがあります。
11インチMacBook Airのポイント
- 軽量である
- フットプリントが小さい
- 基本構成では最も価格が安い
13インチMacBook Airのポイント
- 13インチディスプレイを搭載するモデルでは最軽量
- バッテリー駆動時間が最も長い
- SDカードスロットがある
最初の選択肢におすすめのMacBook Air
MacBook Airは上記のように価格面から最初の1台として選択する人も多い製品です。
バッテリーでの駆動時間についても13インチモデルは公称12時間と長時間駆動が可能です。実際に使ってみた場合でも11インチは公称値の9時間を大きく下回るケースがありますが、13インチについては公称値に近い駆動時間を持っている印象があります。
筆者は11インチMacBook Airをプレゼンとメールの返信などに使用しています。筐体が小さいながらもキーボードは打ちやすく、MacBook Pro Retinaディスプレイモデルと比較しても多少タッチが軽めと感じる程度です。
そういった点から、モバイル用としてバランスのとれたモデルだと感じます。
価格は税別で11インチモデルは102,800円から、13インチモデルは112,800円からとなっています。
MacBook Pro
MacBook Proは13インチモデルのみのラインナップで、現在では唯一の光学ドライブ内蔵モデルとなりました。
MacBook Proのポイント
- 8倍速SuperDriveを搭載
- FireWire 800ポート
- ギガビットEthernetポート
FireWireポートとEthernetポートを本体に搭載しているのもこのモデルのみとなります。Retinaディスプレイは搭載していませんが、MacBook Proシリーズの中で基本構成では最も安い価格となっています。
MacBookの中でのオールインワンモデルといえるでしょう。
価格は税別で126,800円からとなっています。
MacBook Pro Retinaディスプレイモデル
現在のMacBook Proシリーズにおける中心モデルは、薄型化し高解像度のディスプレイを搭載した13インチと15インチのMacBook Pro Retinaディスプレイモデルになっています。
この2つのモデルにおける実用上の主な違いは下記の点です。
- フットプリントや重量
- グラフィック性能
動画編集などの重めの作業も含めてこれ1台で全てを行いたいという場合は、15インチモデルの方が性能が高い分、ストレスは少ないでしょう。
ディスプレイサイズとしてもMacBook Proの17インチモデルと15インチモデルが廃止されましたので、現在では最大サイズとなっています。
筆者は13インチモデルを使用していますが、これは重めの処理はiMac 27インチで行い外出先での作業が少ないからというのが理由です。
MacBook Pro Retinaディスプレイモデルは公称駆動時間と実駆動時間の差が最も少ない印象があります。キーボードや処理性能などについても実際に使用してストレスを感じることは殆どありません。
価格は税別で13インチモデルは148,800円から、15インチモデルは224,800円からとなっています。
MacBook
現在のMacBookは過去のモデルとは異なり、価格的には入門機ではなくAirよりも高額なモデルとなっています。
このモデルについては他のMacBookシリーズには無い下記のような特徴を持っています。
- 12インチのRetinaディスプレイを搭載
- シルバーに加え、スペースグレイとゴールドの2色を追加した合計3色のカラーバリエーション
- 外部入力端子が、電源を含めてUSB Type-Cとイヤホン端子のみ
- 最も小さいフットプリントと、重量も最軽量
- バタフライキードの採用
現行機種においてシルバー以外のカラーをラインナップするのはMacBookのみです。本体の薄さや軽さについては11インチMacBook Airと手に持って比較すると違いを感じますが、単体で持った場合に大きな違いは感じません。
ただし重量だけではなくトータルでの容積についてメリットを感じる部分はあります。これは横幅が11インチMacBook Airよりも約2cm幅が狭くなった点と、ACアダプターの容積も小さくなった点が効いていると感じます。
今後AnkerのPowerPort+1 USB-C&3ポートUSB搭載ACアダプターなどが発売されれば(過去記事)、スマホ用充電器などと共用できるためさらに荷物を減らすことが可能になると期待しています。
新しいキーボードについては自分の好むタッチか事前に確認することをおすすめします。他のMacBookやApple Wireless Keyboardとは大きく異なっています。
価格は税別で148,800円からとなっています。
筆者の使い分け
筆者の経験から、それぞれのモデルの得意分野は下記のように感じました。
- MacBook:軽さとRetinaディスプレイの両立
- 11インチMacBook Air:軽さとコストパフォーマンス
- 13インチMacBook Air:軽さとディスプレイの大きさ、駆動時間のバランス
- 13インチMacBook Pro:豊富な入出力端子と光学ドライブの内蔵
- 13インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル:Proにも軽さを求める場合
- 15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル:ディスプレイサイズと高い処理性能
これらの感想は筆者の感想であり、CTOの構成やモデルイヤーによっても性能が異なってきます。また、単独で全てをまかなうのか、何かと併用するのかによっても変わってきます。
筆者は13インチMacBook Airをしばらくメイン機として使用した後に、現在はMacBook、11インチMacBook Air、13インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル、そしてiMac 27インチを併用しています。
キーボードについてはMacBookを除き他のモデルも同じ感覚でタイプ可能でした。ディスプレイについてはRetinaディスプレイ搭載モデルが増えていますがMacBook Airなどで選択することはできません。
モデルごとの違いはありますが、予算と主な使用目的を考えて選択すればどれを選択しても満足度は高いと思います。
リセールバリューも
リセールバリューに優れるのもMacBookシリーズの特徴です。新しいモデルに買い換える場合に買い取りに出した場合など、思っていたよりも高価で買い取って頂けました。
MacBookシリーズはアルミニウム外装による質感の高い外装や優れたデザインなど、所有して満足度の高いラップトップだと感じます。
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