ケーブルレスでノイズキャンセリング機能付き! ワイヤレスイヤープラグ「QuietOn」
アクティブノイズキャンセリング機能を持つイヤープラグ「QuietOn」がクラウドファンディングサイトIndiegogoで高い人気を集めています。
QuietOnはイヤープラグに特化して開発されたため、ケーブルやバッテリーボックスも必要なく、インイヤータイプのイヤホンの装着部なみに小型化されています。
QuietOn
QuietOnは「Bluetoothでスマートフォンとワイヤレス接続して音楽を聞く」といった機能を排除して、耳栓に特化したことにより、多くの特徴を獲得しました。
通常のイヤープラグは外部の音が入ってこないような栓の役割を果たすだけです。それに対して「QuietOn」はノイズキャンセリング機能を持っているので、今までのイヤープラグでは考えられないほどの静かな環境を提供します。
性能
ノイズキャンセリングの原理は、ノイズの発生する音の波と正反対の位相を持つ波を出して打ち消すことです。ヘッドホンやイヤホンでは多くの製品が販売されており、BOSEの「Quiet Comfort 20i」などが有名です。
「QuietOn」はそれらの製品と比べても最高クラスのノイズキャンセリング性能を持っています。連続動作時間も50時間と、ノイズキャンセリングヘッドホンの代表的な製品と比較して4~5倍の持続時間です。
快適な装着感
形状はエルゴノミクスデザインを取り入れており、快適な装着感を提供します。実際に装着する場合はイヤープラグを差し込んだ後に本体を後方に回転させ、うまくフィッティングするポジションに自身で調整します。
簡単な使用方法
使用する場合は専用ケースから取り出して装着するだけです。専用ケースから取り外されたのを感知すると自動で電源がONになり、わずらわしいスイッチ操作は必要ありません。
ノイズキャンセリング性能
「QuietOn」は1kHz以下の低周波ノイズのキャンセリングにフォーカスして開発されています。
主な低周波ノイズは空調の音や飛行機のエンジン音、壁を通して聞こえてくる音楽などです。高周波の音は壁などに当たると減衰し、隣の部屋まで聞こえることは少ないですが、低周波の音はあまり減衰することなく遠くまで到達します。
筆者も飛行機に搭乗する際や、新幹線に乗っている際にはBOSEのQuietComfort3を愛用しています。
オフィスで仕事をする際には静かな環境で集中するために、ケーブルを外してノイズキャンセリング機能だけを目的に使用することもあります。
ノイズを抑えてクリアな音楽を聞くのも良いですが、ノイズだけを消して快適な睡眠や環境を得たい場合はケーブルやバッテリーボックスもなく軽量な「QuietOn」の方が向いているように感じます。
ヘッドバンドもないので、そのまま眠って寝返りをうったりしても故障するリスクは低そうです。
キャンペーンの状況
キャンペーンの公開からわずか75時間で目標出資金額である50,000ドルを達成した後も引き続き多くの出資を集めており、1月21日の時点では目標額の3倍である150,000ドルも超えました。
価格
Early Birdにあたる「QuietOn Fast Order」は110ドル(日本円:約13,000円)のパッケージで提供されていましたが、既に提供数の500個に到達しており、現在申込可能なのは130ドル(日本円:約15,000円)の「QuietOn Campaign Package」からとなっています。
発送予定時期
Indiegogoでのキャンペーンは2月末まで実施され、3月からは初期製造の開始、4月には出資者への製品の発送を始める予定です。
あえてイヤープラグに特化したことで、ノイズキャンセリングヘッドホンにはない特徴を持つことができた「QuietOn」、Q&Aの充実やコメント欄のこまめな回答状況なども出資への良い印象を与えています。
普段の生活ではあまりノイズを意識することはありませんが、実際にノイズキャンセリングヘッドホンなどを装着してみると、静かと思っていた自宅でも低周波ノイズが存在していることが実感できます。
クラウドファンディングは製品の注文ではなく、公開されているプロジェクトへの出資です。製品開発や発送の遅延、プロジェクトが中止となり出資金が返金されないリスクがあります。
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