スマートフォン機能付きモバイルバッテリー? 驚異の10,000mAhバッテリーで逆充電もできる「OUKITEL K10000」レビュー
10,000mAhのバッテリーを搭載したOUKITELのK10000をレビューします。超弩級のバッテリー容量はさることながら、デザインも個性的なスマートフォンです。2016年1月下旬に約20,000円で輸入しました。
パッケージ内容
値段の割にはしっかりとした作りです。チープ感はなく、少し高級感すら感じます。ケースや保護フィルムが同梱されているのは地味に嬉しいポイント。
やや心許ないスペック
OS | Android 5.1 Lollipop |
---|---|
CPU | MediaTek MTK6735P 1.0GHz Quad-Core |
RAM | 2GB |
ROM | 16GB |
Wi-Fi | IEEE802.11/b/g/n |
通信方式 | 2G:GSM 850/900/1800/1900MHz 3G:WCDMA 1900/2100MHz 4G:FDD-LTE 800/1800/2100/2600MHz |
ディスプレイ | 5.5インチ、解像度:1280×720(HD) |
カメラ | アウトカメラ:800万画素、インカメラ:200万画素 |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
サイズ | 高さ約157.7×幅約76.6×厚さ約13.9mm |
重量 | 約319g |
その他 | microSDカードスロット(最大32GB)、デュアルSIM、高速充電(9V/2A) |
高解像度の機種が増えた現在、約5.5インチでHDは、さすがに少し粗く感じます。視野角や発色は悪くないです。ネットワーク規格は高速通信の802.11acに非対応など貧弱な印象ですが、価格相応だと思います。
ベンチマークアプリを走らせてみました。スコアで分類するとしたらローエンドでしょうか。動作は通常使用においてはギリギリ実用範囲内といった感じです。
多角形を多用したデザインが特徴
ファーストインプレッションは、ゴツくて重い。角ばったデザインは男心をくすぐりますね。
ナビゲーションキーが使いにくい
Android標準のナビゲーションキーは左からバック・ホーム・アプリ履歴であるのに対し、K10000はメニュー・ホーム・バックとなっています。アプリ履歴はホームボタン長押しです。標準の配置と機能に慣れていると使いにくいことこの上ないので、ここは準拠してほしかったところ。
電池怪獣
満充電の状態から約1日、動画や音楽を流し続けた結果、バッテリー残量は80%でした。このスタミナ、例えるとしたら42.195kmを全力ダッシュできるマラソンランナーのようなものです。
スマートフォンでスマートフォンを充電
付属のOTGケーブルにはスイッチがあり、押下してK10000と接続することで逆充電モード(給電のみでデータ通信不可)になります。
K10000をモバイルバッテリー代わりにして、他のデバイスを充電できます。スマートフォンであるK10000が充電する側になるわけです。
超高機能モバイルバッテリー
デザインとバッテリー容量は気に入りました。しかし、スペックは低めでかなり重量級のため、常用するのはオススメできません。長時間のテザリングやVODサービスを楽しむメディアプレイヤーなど、バッテリーライフの長さを生かした運用には最適な1台と言えるのではないでしょうか。
※OUKITEL K10000は技術基準適合証明を受けていないため、日本国内での使用は電波法に抵触する可能性があります。本記事は、端末の輸入及び使用を推奨するものではありません。
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この記事へのコメント:1件
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確かに大容量バッテリーは嬉しいけどスペックの問題なんだよなー…