iPhone 6より薄い、6.5ミリの極薄「Huawei Ascend P7」一週間使った使用感をレビュー
Huawei Ascend P7を購入したのでレビューをしたいと思います。今回購入したのは海外から輸入したグローバル版であるP7-L10という型番のモデル。このモデルは先日、日本で発売されたものと同型番です。
「Ascend P7」を開封
まず箱から、横からスライドさせて引き出す形の箱になってます。サイズ感としては薄めの赤本と同じようなサイズ感ですね。
内容物
SIMピンや充電器、充電ケーブル、イヤホン、説明書、NFCタグとなっています。
「Ascend P7」の外観
本当はゼロから写真を撮ってレビューをしたかったのですが、待ちきれずに開封して、両面にガラスフィルムまで貼ってしまいました。その点はご了承ください。
両面ゴリラガラス3のシンプルな構成で、Xperia ZシリーズやiPhone 4シリーズにインスパイアされたようなデザインですね。完全な丸パクリではなく薄さの面ではiPhone 6を下回る6.5mmであることや、フレームにアルミを用いるなど質感の点でも昇華させているため個人的には評価が高いです。
背面には7層構造のバックパネルを採用しており、見る角度によって見え方が変わるので、高級感を醸しだすのと同時に所有者に飽きさせないデザインになっています。
「Ascend P7」のスペック
OS | Android 4.4.2、Emotion UI 2.3 |
---|---|
CPU | Hisilicon Krin910T QuadCore 1.8GHz |
RAM | 2GB |
ROM(内部ストレージ) | 16GB |
ディスプレイ | 5.0インチ、解像度:1920×1080 |
カメラ | アウトカメラ:1300万画素、インカメラ:800万画素 |
バッテリー容量 | 2500mAh |
サイズ・重量 | 高さ139.8mm×幅68.8x厚さ6.5mm、124g |
カラー | ブラック、ホワイト |
その他 | LTE Cat.4対応 |
SIMスロットとmicroSDスロット
SIMスロットとmicroSDスロットは右側面に付いており、ピンを差し込んでトレイを引き出すタイプになっています。nanoSIMにアダプターを噛ました状態でも問題なく使用することができます。
Xperia Zとの比較
両面に厚さ0.3mmのガラスフィルムを貼っており現時点で約7.1mmの厚さになっていますが、それでも7.9mmのXperia Zより薄いです。
Xperia Z,Z1,Z2,Z3と違い、クレードル用の端子はありませんが、Micro USB端子が端末側面ではなく下方についており、抜き差ししやすい点も評価できます。
サイドの電源ボタンも、Xperiaのように自己主張が強い出っ張り部分を大きくしたものではなく、ボタンを小さくしその周りを窪ませることで押しやすさを実現しています。
ソフトウェア
Emotion UI 2.3
Android4.4にHuawei独自のデザインを取り入れたEmotion UIが搭載されています。iOSようにドロワーは存在せずホーム画面にすべてのアイコンが整列するタイプのホーム画面になっています。
Androidのホーム画面の自由さとiOSのようにアイコンが統一されたデザインを取り入れており、万人受けする素晴らしいUIだと思います。個人的にはアプリの切り替わる時にかけられている様々なエフェクトがも見ていて飽きないですね。
テーマ
Emotion UIではテーマの選択が可能になっており、気分によって壁紙からロック画面そしてアイコンまで一括で変更することができます。
一週間使っての総括
筆者が前に使っていたスマートフォンとGALAXY J SC-02Fとの比較を書いてみたいと思います。
レスポンス
さすがにSnapdragon800、RAM3GBのGALAXY Jと比較するとレスポンスでは劣ってしまいます。感覚的にはSnapdragon600,RAM2GBくらいの体感速度に感じます。グラフィックにおいて高スペックを要求されるゲームをするのは少々辛いですが、パズドラレベルではストレスを感じないと思います。
バッテリー持ち
バッテリー持ちはGALAXY Jよりも良いです。具体的な数値をお見せできなくて申し訳無いのですが、一日使うとGALAXY Jは10%くらいなのにAscend P7では20%程残っている。これくらいの感覚です。Huawei独自の省電力機能がしっかりしており、電力消費の多いアプリなどを通知で知らせてくれ手軽に終了させることが可能なため、ヘビーユーザーでなければ問題なく丸一日使えます。
ネットワーク
IIJ mioのSMS対応のSIMを使用していました。Ascend P7のLTEはBand1,3,8にしか対応しておらず、ドコモのプラチナバンドと呼ばれるBand19には対応していないのですが、大阪市内では不満に感じるところがありませんでした。
少し気になる点としては電車で京都方面に移動する時に、駅構内は問題ないのですが移動中LTEから3Gに落ちることがありました。(ハンドオーバーは問題なかったです)
Band8に対応しているため、ソフトバンクであれば問題なくプラチナバンドが利用できるはず。ドコモの白ロムでは利用することのできないテザリングが利用できる点はかなりいいですね。
梅田周辺でスピードテストした時の結果です。最大150MbpsのLTE Cat.4にもしているため、条件の良い場所ではもっと速度が出ると思います。
デザイン
両面ガラスとアルミフレームのボディが、持つ人に質感の高さを証明してくれます。XperiaやiPhoneなどとは違い、周りに所有している人が少ないため、まず他人と被ることがありません、またこの薄型ボディはかなり目を惹くらしく、喫茶店などで横に座った人から声をかけられるといったことがありました。
音質
個人的に盲点だったのが音質です。Walkmanと比較するとさすがに劣ってしまいますが、iPod nanoと比較して聴き比べてみたところ、音の解像度や出力の具合は格段に上回っていました。ROM16GBに加えMicroSDにも対応しているため、容量の点でも心配ありません。
「Ascend P7」は買いか?
個人的にはYesです。スペック面で弱い点がありますが、デザインの面において所有者にかなりの満足感、他人とは違うものを持っているという優越感を与えてくれます。SIMフリーであるため、海外でもSIMを購入するだけで使える点も良いですね。国内価格では46800円(税抜き)と割高な感じがしますが、EXPANSYSでは40000円となっていおり、かなり手が出しやすくなっていますね。
Source:EXPANSYS
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この記事へのコメント:9件
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XPERIA T2と全く同じデザインだなw
同じ機種のブラックを購入しました
ビックSIMをmicroSIMに変更して認識させようとしているのですが…SIMを認識してくれなく、はてなマークがついてる現状です。
ナノSIMあるので、アダプターでかましたほうが認識したりしてw
SIMは入れるだけてすよね…(iPhoneでは問題なかったです)
ちなみに本体がWi-Fi機としては使えてます
何がよくないか検索中です(´・ω・`)
ホーム画面の説明についてですが、「iOSのようなドロワー」はできますよ。
私はiPhone5からAscend P7に変えましたが、全く同じ並びのホーム画面にしたので、そこに関しては違和感なく使えてます。
深夜になると勝手に中国へデータを送信する通信機器を広く販売し、米国で販売禁止になったファーウェイを宣伝するはいかがなものでしょうか。
4のコメントは本当ですか? 勝手にデータをおくるとはどうゆうことですか?
データを送ることに関してはどのスマートフォンでも同じだけのリスクがあると思います。iPhone然り、Xperia 然り。
米国ではHuawei の製品が槍玉に挙げられていますが、実際には米国内で勢力を伸ばしているHuaweiに危機感を抱き締め出した可能性もございます。(Huaweiは中国の国営企業的な面もあるのでおかしなチップやソフトが入ってる可能性も十分にあるとは思いますが)
敢えて、公表されていないだけで他社のスマートフォンにもその可能性はあるでしょう。
購入する選択をするのはあなた自身です。私はこの製品を購入し、レビューする価値があると思いこの記事を書きました。
記事内容に間違っているところがあったりした場合などに批判されるのは一向に構いません、ですが、記事を書くことに関しては「表現の自由」として文句をつけないで頂きたく思います。
HUAWEIは中国の国営企業じゃないよ。事情があってあんな名前になってるだけ。
ホワイトを3ヶ月使ってます。
何の問題もありません。RAM2Gの内、常に1.6G位使ってますが、このOSはこんなもんでしょう。
あまり公表されてませんが、この機種はバッテリが交換できます。自分でやるのは大変そうですが、「値段は安いがバッテリ臨終時には使い捨て」の機種が多い中、注目すべきスペックだと思います。
iPhoneから変えて購入しました!
一つ質問です。
絵文字はどうやって出すのでしょうか?
他スマホからスライムみたいな絵文字が入ってきますが、このタブレットからは送れるのてしょうか?
ハートマークの記号はもともとないのでしょうか?