グッバイ、トラックパッド!タッチ操作に対応した「BlackBerry Passport」のキーボードをレビュー
BlackBerry Passportを購入してから1ヶ月程経過し、新しくなったキーボードにもかなり慣れてきました。従来機種とは異なり、主にアルファベットのハードウェアキーボードと数字や記号のソフトウェアキーボードを併用してフルキーボードを実現しています。今までより快適に、より高速に入力できます。と言っても、それなりに小さいキーボードですから、過度な期待は禁物ですよ。ちなみにこの記事、半分はBlackBerry Passportで書きました。
タッチできる全く新しいキーボード
BlackBerry Boldシリーズといえば、ハードウェアキーボードとトラックパッドが特徴的な端末でした。PassportはQ10やQ5と同様にトラックパッド非搭載ですが、Touch-Enabled Keyboardによりキーボードをタッチして様々な操作ができます。英語ですが、公式動画を貼っておくので興味のある方はどうぞ。
実際の動作を見るとわかりやすいので、動画から抜粋したGIFアニメーションと一緒に新機能を見ていきましょう。
スクロール
キーボードをスワイプした方向にスクロールできます。指で画面が隠れないので、コンテンツを閲覧するときには重宝します。
予測候補の選択
文字入力時、上にスワイプすることで、表示されている変換候補を選択できます。筆者が試したところ、日本語入力時は使えませんでした。今後改善されることに期待です。
バックスペース
右から左にスワイプでBackspaceキーと同様の操作が可能。
カーソル移動
キーボードをダブルタップでカーソル移動ができるようになりました。キーボードから手を離さなくていいので、テキスト入力の際に便利です。
範囲選択
Shiftキーを押しながらカーソルを移動すれば範囲選択ができます。
Touch-Enabled Keyboardはトラックパッドの代わりになるか
正直、トラックパッドないとダメだろと思っていた筆者ですが、快適に使えています。紹介したように、トラックパッドの代りとして使える機能が盛り込まれています。日本ではまずお目にかかれませんが、機会があれば是非体験してほしい機能です。
ソフトウェアキーボードも便利
ハードウェアキーボードが基本的にアルファベットのみとなったので、数字や記号などはソフトウェアキーボードで入力します。アルファベットのみに絞ったことで、複数のキーを同時に押すことはなくなり、入力ミスが減ったような気がします。
画像はローマ字入力のソフトウェアキーボード4種類です。ハードウェアキーボードを下にスワイプすると切り替えられます。
設定からクイック切り替えを有効にしておけば、地球のマークをタップするだけで入力言語の切り替えができます。従来は、Alt+EnterやShift+Spaceなどのショートカットキーで行っていた操作をワンタッチでできるようになりました。
至高のQWERTYキーボード
BlackBerryのキーボードは一見すると、とても小さいので使いにくそうですが、その打ちやすさには定評があります。
秘密はキーの形状。キーを同時に押さないように、横のキーとは凹凸で区別されています。おかげで、筆者の太い指でもポチポチ押せます。
QWERTYキーボード搭載のスマホを使ったことがあるなら、快適に使えること間違いなし。初めてでも、QWERTY配列に慣れていれば違和感なく使えそうです。
本体サイズの大型化に伴い、キー自体も少し大きくなっています。画像の親指とキーを比較するとわかりやすいかもしれません。従来モデルも十分打ちやすかったのですが、BlackBerry Passportは更に上を行っています。今までのノウハウが詰まったキーボードに、タッチ操作が加わりました。現段階で、最強のQWERTYキーボード搭載端末と言っても過言ではないでしょう。
クラシックスタイルのBlackBerryも登場予定
BlackBerry ClassicはQWERTYキーボードにトラックパッド、呼応と終話/電源キーなど、今までのデザインを受け継いでいるモデルです。Passportのサイズやキーボードの変更に伴い、操作感が変わっています。Touch-Enabled Keyboardは搭載していませんが、従来のBlackBerryが好みなら、Classicはいい選択肢になりそうです。12月中旬発売予定で、記事執筆現在は予約受付中。今後注目していきたい1台です。
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