ヤフー、イー・アクセス買収の中止を発表! 買収中止の本当の理由は?
ソフトバンクは5月19日、3月に発表した同社の子会社であるヤフー株式会社がソフトバンクからイー・アクセスの株式を取得することを中止すると発表しました。
今回の概要
イー・モバイルとウィルコムは6月1日付けで合併し、存続するイー・モバイルを改称して設立される「ワイモバイル株式会社」の株式をヤフーがソフトバンクから取得することでヤフーの子会社にする予定でした。
しかし、協議の結果ヤフーによるイー・アクセスの株式取得が中止されることになったというのが今回の概要です。
ヤフー、買収中止の理由
表向きには買収中止の理由については、「ヤフーが新会社を子会社化して自らインフラを手がけるよりも、ヤフーはサービス、新会社はインフラというそれぞれの強みを活かした協業の形で事業を進めていくのが望ましいとの結論に至り、本取引を中止することになった。」と発表しています。
しかし先日、日本経済新聞は総務省がスマートフォンの通信速度を上げるため、携帯電話会社同士が電波を共同で利用できるようにする省令改正をすると報じています。
この省令改正の中には、電波の割り当てルールも見直すことも含まれておりこれまで電波の周波数の割り当てを会社単位からグループ単位に変えることも検討されているとのことです。
おそらくソフトバンクの真の狙いとしては、省令改正に伴い、あえてヤフーに買収させずワイモバイルを別グループとしておいておくことで、周波数獲得の面において他社よりもアドバンテージを得るために今回の買収中止に踏み切ったのではないでしょうか。
尚、合併新会社の社名「ワイモバイル」や新ブランド「Y! mobile」は変更しないとのことです。
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