NTTドコモがブランドカラーの赤色を、KDDIがauのオレンジ色を商標出願

4月1日から「動き商標」や「色彩のみからなる商標」など、これまで商標として登録し保護できなかった商標について、登録することができるようになりました。
これを受けて、同1日にNTTドコモがブランドカラーの赤色(紅色)を、KDDIがauのブランドカラーであるオレンジ色の商標出願していたことがわかりました。

新しいタイプの商標

新しいタイプの商標の保護制度は、平成26年5月14日の商標法改正により、これまで商標として登録し保護できなかったものを新たに登録ができるようになる制度です。

今回の改正で新たに登録できるようになった商標は次の5種類。

  • 動き商標
  • ホログラム商標
  • 色彩のみからなる商標
  • 音商標
  • 位置商標

色彩のみからなる商標の例

ドコモやauの場合は単色のみからなる商標ですが、複数の色彩の組合せのみからなる商標も登録することができます。

セブンイレブン

餃子の王将

MONO

これにより、他者が同じような色彩を使った小売店や、同じような色彩を使った文房具などを展開することを防ぐことが可能になるわけです。

ドコモが出願した新しいタイプの商標

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NTTドコモが出願しているのは、出願番号2015-30294、2015-30296の2つの商標。
紅色(RGBの組合せ:R204,G0,B51)として記載されていて、カラーコードで表すと、#CC0033

商標の区分は、携帯電話機やスマートフォンなどに関する第9類、携帯電話機の小売などに関する第35類、通信ネットワークへの接続の提供等に関する第38類です。

KDDIが出願した新しいタイプの商標

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KDDIが出願している色彩のみからなる商標は、出願番号2015-30160。
オレンジ色(RGBの組合せ:R235,G85,B5 / PANTONE:166C)として記載されていて、カラーコードで表すと、#eb5505

商標の区分は通信ネットワークへの接続の提供等に関する第38類だけです。

また、KDDIはTVCMなどで使っているauロゴが描かれるアニメーションを「動き商標」として出願しています。

通信業界だけでなく、様々な業界がこの新しいタイプの商標の出願を一斉に始めました。しかし、様子見をしている企業も多いようなので、今後も続々と増えてくるでしょう。
また何かおもしろいものがあったら紹介したいと思います。

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執筆:あんそく
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