「Tのスマホ」を触って買える、トーンモバイルの実店舗「TONEストア 名古屋大須」オープンレポート
5月5日にトーンモバイルの実店舗「TONEストア」が名古屋大須にオープンしました。
オープン初日の様子をレポートします。
ATELIER freebitがリニューアル
TONEストアは先日までフリービットモバイルの実店舗「ATELIER freebit」として運営していました。つまりリニューアルオープンです。
まだフリービットモバイルの面影があります。
インパクトのあるポップです。
ドコモ回線、データ量無制限、月額1,000円などのキーワードが並びます。
TSUTAYAロゴの存在感
店内に入ると至る所にTのロゴがあります。
カラフルでポップだった店内は、白と青を基調としたデザインへ変更されています。
キャッチコピーはフリービットモバイル時代の「スマホを変えるスマホ」を少し変えたものが採用されています。
契約はこのカウンターで行います。
カウンター上には何も無く、契約手続きはタブレット端末(Surface Pro)で済ませてしまいます。
PandA 3rd Lotのマイナーチェンジモデル「TONE」レビュー
トーンモバイル初のスマートフォン「TONE」がありました。
店頭、店内には合わせて10台のデモ機があり、どれも通信可能な状態で展示してあります。
5.5インチqHDディスプレイを採用した大画面のスマートフォンです。
背面は白を貴重に青のアクセントと、Tのロゴが入っています。
TSUTAYAとの連携を強化
プリインストールアプリは4ページに及びます。
PandA 3rd Lotからの変更点はそれほど多くなく、一部アプリの追加とアイコンの変更程度です。
パソコンとスマートフォンを連携させてファイルの管理を行うアプリ「one」にはTSUTAYAの音楽配信サービスが追加されました。
TSUTAYAの音楽配信サービス「musico」で楽曲を購入すればそのままTONEで視聴することが可能です。
実用レベルの速度制限
トーンモバイルでは通信速度を500~600kbpsへ制限しています。
BNRスピードテストを利用して速度を測定したところ、800kbps以上という結果が出ました。
スマートフォン向けに作られたウェブサイトを閲覧する程度なら何ら不満無く表示してくれる速度です。
PCサイトだと若干待たされる印象はあるものの、それでもストレスを感じるほどではありませんでした。
qHDと解像度は低いものの、5.5インチという大きさはPCサイトの閲覧にも最適です。
横にして表示したほうがいいかもしれませんね。
動画視聴はオプションプラン加入必須
ウェブサイトの閲覧やSNSの利用程度であれば速度制限下でも問題ありませんが、YouTubeなどの動画配信サービスを利用する場合には「高速チケットオプション」を購入するべきでしょう。
高速チケットオプションは1GBあたり300円で速度制限を解除できます。
筆者感想:必要十分だけどもう一声欲しい
実店舗でのサポートに加え、端末分割代金と通信料をコミコミで月額2,000円というシンプルさはこういったサービスを利用するであろうファミリー層やライトユーザー層にピッタリだと思います。
速度制限や、けしてハイスペックではない端末も「こういうもの」だと割り切れば十分普段使いできるレベルです。
店頭サポートの安心感
話を伺ったスタッフの方々はみな知識が豊富で、接客に「慣れている」印象を受けました。
端末からサービスまできちんと把握していて接客しているようで、まるで大手キャリアのショップで接客を受けているようでした。
TSUTAYAとの連携に期待
背面カバーのデザインを変更し、アプリを少し変更した点を除いてPandA 3rd Lotと変わりません。
端末だけでなくサービス面でも同様で、TSUTAYAが参画したことによるメリットがイマイチ見えてきません。
「one」に関してもmusicoを取って付けたようで、突貫工事感が否めません。
Tポイントで通信料を支払えるようになるのも今秋以降と、まだ足並みが揃っていない様子です。
2代目「TONE」が本命か
トーンモバイルを素早くスタートさせるためにフリービットモバイル時代のものをそのまま持ってきたのが現状だと感じました。
半年、1年経ってTSUTAYAでの取り扱いも増えてきた頃に完全新作のTONEが登場することを期待します。
その時がトーンモバイルの真のスタートになるのではないでしょうか。
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