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コンロの火の上に乗せるだけ! 熱を利用して発電を行うモバイル用発電機&バッテリー「Warpfive Generator」

アウトドアや非常時などに焚き火などの熱源から発電をして、USB端子から充電できる「Warpfive Generator」がクラウドファンディングサイトKickstarterに登場しました。
発電するだけではなくバッテリーモジュールに充電しておくことも可能です。

熱電発電

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これまでにもお湯を沸かしながら発電する鍋などがありましたが、そのシステムは鍋の底に搭載された熱電発電器が500度以上の高温にさらされる底面と100度程度のお湯との間の温度差を利用して発電を行います。

しかし、鍋でお湯を沸かしたりしている時しか発電されないので、貯めておく場合は別にバッテリーを準備する必要がありました。

Warpfive Generator

特徴

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Warpfive Generatorの特徴は熱電発電することに特化したデバイスであるため、それまでの発電鍋などと比較してコンパクトに収まっている点です。
そのため、荷物を減らしたい登山などに持って行っても少ない負担で済みます。

構成

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製品は発電部とバッテリーに別れています。それぞれの重量は発電部が300g、バッテリー部分は190gです。

大きさ

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発電部とバッテリーを組み合わせても大きさは高さ110×幅85×奥行き85mmと非常に小さく収まります。

デザイン

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発電部には、バーナーなどにかざす際にキャリングハンドルやケーブルスタンドにもなる2本のアームがついています。運搬時にはこれがバッテリーとを繋ぐパーツにもなり、コンパクトに一体化させることが可能です。

バッテリーの表面には充電状況や給電状況を現すLEDが装着されています。

使い方

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実際に使用する場合は、発電部をバーナーやコンロなどの熱源の上にセットし加熱するだけです。紹介動画ではカセットコンロの火の上に発電部を直接乗せています。あとは自動的に発電部からバッテリーへの充電が始まります。

バッテリーが充電されたら発電部と分離し、スマホと接続するだけ。いつまでも加熱する必要はありません。

価格

発電機のみで168ポンド(約31,300円)のパッケージ、外部バッテリーを含む203ポンド(約37,900円)のパッケージが選択可能です。

発電鍋が25,000円程度で提供されていたことを考えると、使い勝手の良さからも妥当な価格だと感じます。

提供時期

Warpfive Generatorは2015年10月28日にKickstarterにてキャンペーンを開始し、目標金額30,000ポンドに向けて出資を募っている状況です。

10月31日の時点ではまだ1,088ポンド、日本円で200万円弱の出資状況に留まっています。
成功した場合の製品の提供は2016年1月を予定しています。

Warpfive Generator in Kickstarter
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology

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執筆:るうと
ZAURUS PI-6000から始まり、Palm Treoを愛用して現在はApple Productsと楽しく過ごしています。

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