Nexus 6P、背面ガラスカバーが自然に割れる事例が多数報告される
海外の情報サイトAndroid Policeにおいて、Nexus 6Pのアウトカメラ周囲に装着されたガラスカバーが損傷したケースが報告されています。
なかには「丁寧に扱っているにも関わらず割れが生じた」と報告があることから、素材間の熱収縮率の差による自然発生では?との意見も出ています。
報告された事例
この報告はソーシャルブックマークサイトであるRedditの掲示板への書き込みが元ネタとなっています。
スレ主が背面ガラスパネルの割れを報告したのに対して、別のユーザーも丁寧に扱っていたのにいつの間にか割れたと報告しています。
背面ガラスが割れたNexus 6P
実際の画像を確認すると、背面パネル自体にはキズなどが無いにも関わらずガラスパネルだけが周囲から割れが生じつつあります。
フロントパネルも割れやすい?
別のユーザーがTwitterに投稿した画像では、テーブルの上に置いてあっただけでタッチ操作もしていないNexus 6Pを取り上げたら割れていたとも報告しており、フロントパネルも割れやすいのかもとの声まで出ています。
原因の推察
原因のひとつとして、使用している素材の熱収縮率の差が異なるからではないかという説が有力です。これは熱収縮率の高い金属と低いガラスの組み合わせから推察されたものです。
温度が高くなると、金属筐体はガラスパネルよりも拡張し隙間が広がる方向に作用しますが、逆に温度が低くなるとガラスパネルよりも収縮します。その際にガラスパネルが締め付けられるように圧力がかかり、それを吸収しきれなくなり、割れが生じているのではないかと考えられているわけです。
これが原因であれば、皮肉なことに金属筐体とガラスパネルとの隙間がない、つまり仕上がりの良い個体ほど発生するリスクが高い可能性があるわけです。
iFixitの分解レポートでも背面ガラスパネル自体の薄さと隙間の少なさがレポートされていました。
Googleの動き
この問題についてはGoogleも問題を報告したユーザーと連絡を取り、製造元のHuaweiに対して調査を依頼しているようです。
幸いまだ発売されたばかりなので、どの製品も保証期間内です。同様の症状が発生しても他の部分にキズがない点なども含めて説明できれば保証でカバーされるのではないかと考えられます。
Nexus 6Pは質感も高く、所有欲を満足させてくれるデバイスです。今後の動向にも注目していきたいと思います。
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