LMcable

1本でLightningとmicroUSBの両方に対応するケーブル「LMcable」がクラウドファンディングで話題

クラウドファンディングサイトkickstarterで話題になっている、1本でLightningとmicroUSBの両端子に対応する「LMcable」がIndiegogoでもプロジェクトを開始しました。

LMcableは、Kickstarterにて2016年1月20日に公開されると大きな人気を集め、少ない出資で大きなリターンを得ることができるSuper Early BirdやEarly Birdは早々に募集終了となりました。現在、Kickstarterで最も安くLMcableを入手できるパッケージはAU$21からとなっています。

Indiegogoには、Kickstarterで募集終了となったSuper Early Birdなどもまだ残っています。

LMcable

LMcable gif

LMcableは端子の片面ごとのデザインを変えることで、Lightning端子にもmicroUSB端子にもこれ1本で対応します。

Lightning端子の特徴であるリバーシブル構造ではなくなってしまいますが、2本のケーブルを持ち歩いているユーザーなら1本にまとめられるメリットがあります。

筆者の場合は、2本のLightningケーブルと1本のmicroUSBケーブルを持ち歩いていますが、まれにコンデジとイヤホン用のBluetoothレシーバーの2台のmicroUSB搭載機器を同時に充電したいケースがありました。そんな時でもこのケーブルがあれば本数を増やすことなく対応できるので、出資を検討しています。

構造

LMcable spec

片面だけの端子になっても、充電とデータの同期が可能です。Lightning端子では、片面だけの端子とすることでコストを下げ100円ショップで販売されていたケーブルもありましたが、そちらは初期バージョンではデータの同期に、最新バージョンでも急速充電に対応していませんでした。

その点LMcableは問題ありません。2.4Aを流す急速充電器や、iPadの充電器などの2.1A出力にも対応しています。

ただし、MFi認証の記載がないのが気になる点です。この認証がない場合、将来的なiOSのバージョンアップにて使えなくなる可能性があります。この点についてはKicstarterのコメント欄にて何人かが質問しており、それに対するクリエイターの回答は

片面だけという特殊なコネクタ構造から現在のところ対応する予定はない

とのことです。

デザイン

LMcable design

カラーはホワイト、ブラウン、ブタック、ブルーの4色があるので好みに応じて選択可能です。ケーブル部は純正ケーブルなどと比較し10倍の強度を持っており、断線にも強くなっています。

また、ケーブル周囲を端子のカラーに合わせたレザー状のカバーとステッチが覆っており、今までのケーブルにはない高級感を演出しています。

価格

LMcable price

価格はLMcableをAU$13(約1,100円)の出資で入手できるSuper Early Birdや、AU$20(約1,700円)のEarly Birdが今なら申込可能です。いずれもKickstarterでは早々に募集終了になったパッケージですので、惜しくもタイミングを逃した方には良い機会ではないでしょうか。

ただし、パッケージの説明ではAU$の表記ですが、パッケージを選択した後の申込画面に表示される金額はUS$(USD)の表記となっているので出資前に確認したほうが良さそうです。Kickstarterでは同じ金額で、通貨の単位は全てAU$でした。

発送時期

LMcable time

プロジェクトが目標額に達した場合、出資者には4月中旬よりLMcableが発送される予定です。
ケーブルの製造やテストの進捗状況はKickstarterのUpdatesやCommentsでも確認できますので、そちらの情報も参考に出資するかどうかを検討するのが良いかもしれません。

Kickstarterでは2016年3月5日の時点でキャンペーン終了まで25日を残しているにも関わらず、既に目標額の5,000AU$に対して30倍以上となる158,269AU$(約1,340万円)を集めています。

対してIndiegogoでは同日時点で6人の出資者から108ドルを集めているのみとまだまだこれからですが、公開から時間が経過するとともにBacker数の伸びが速くなっています。

クラウドファンディングは製品の注文ではなく、公開されているプロジェクトへの出資です。製品開発や発送の遅延、プロジェクトが中止となり出資金が返金されないリスクがあります。

Indiegogo
Kickstarter

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執筆:るうと
ZAURUS PI-6000から始まり、Palm Treoを愛用して現在はApple Productsと楽しく過ごしています。

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