6インチの超性能Huawei Mate8レビュー -持ちやすさ、EMUIの使い勝手、カメラに大満足!
7月の終わりに中華通販サイトのGearBest様から提供していただき、フォトレビューをしていたHuawei Mate8を約3週間肌身離さず使ってみました。使用し始めた頃は、中国キャリア版のROMであったこともあり悪戦苦闘していた機種でしたが、今では障害を乗り越え使いやすく、どこででも活躍してくれる機種ですね。
なお、今回のレビューにあたっては提供されたMate8のソフトウェアの入れ替えを行い、国際版のROMを焼き直しています。国際版のROMの焼き方に関しては、私個人のブログにて解説しておりますのでそちらをどうぞ。ただし、実施にはリスクを伴うことを留意してください。レビュー時のHuawei独自のUIであるEMUIのバージョンは最新のEMUI4.1です。
6インチであることを感じさせない軽さ、薄さ、コンパクトさ
Huawei Mate8は6インチのフルHD液晶を搭載したスマートフォンと、かなり大きな部類に入る製品です。しかし、フォトレビューでも触れていたように非常に軽く、薄い筐体となっているためどこにでも気兼ねなく持っていくことができました。以前私は一度Leagoo Shark1という6インチで240gのスマートフォンを使ったことがありましたが、あまりの重さに手放してしまった経緯があります。対してMate8の軽さは非常に優位でした。
液晶画面の発色は若干青みがかかっている印象がありますが、十分に良好です。解像度は1920×1080のフルHDですので、こちらも十二分。一時期、5.7インチに2K(2560×1440)のLeeco Le MAX 2を使用していましたが、フルHDを超えてきたあたりで肉眼では区別がつかないレベルではないでしょうか?
最新版EMUI4.1は他端末からでも簡単に慣れれるUI
今回レビューするHuawei mate8には記事の初めで触れたようにAndroid6.0ベースのEMUI4.1をインストールしています。EMUIはHuaweiの製品に搭載されている独自UIですが、その操作性に関しては素のAndroidから大きく変えるのではなく、あくまでも素のものをベースにより便利になる機能を追加したーそんな印象を感じました。
通知メニューの表示は、タイムテーブルを意識したデザインで、クイック設定の表示にはワンタップ必要です。しかし、設定項目に関しては大きく素のものから変わったという印象は受けません。設定画面の構成に関しても、あくまで筆者の感想ではありますが素のAndroidとの違いを意識することは少なくあまり戸惑わずに慣れることが出来たように感じます。
EMUIの独自機能に関して、そのすべてを挙げることは字数上厳しいところがありますが、一部ご紹介しましょう。
まずは、”スマートアシスト”機能。この機能では、ナビゲーションバーの表示順の変更や、ホーム画面などのショートカットを表示できるフローティングボタン機能、スマートフォンを伏せたりすることによって着信音量の消音などが可能なモーション機能などを設定することが出来ます。また、指関節を使って画面をタップすることでスクリーンショットの撮影や、指定したアプリの起動を割り当てるナックルジェスチャー機能も設定可能です。
標準搭載の管理機能としては、「端末管理」と「バッテリーマネージャー」の2つが搭載されています。端末管理では、システム場の余分なファイルの最適化や、通信料の監視機能、迷惑電話のブロック機能等を設定可能。バッテリーマネージャーでは、電源プランの設定や、画面解像度の変更による省電力化、さらに、各アプリごとに電池の使用量を細かく確認することができ、通常のAndroid OS以上に省電力化することが可能です。
使い勝手はストレスフリーで非常に良好
Antutuベンチマークでベンチマークをしてみましたが、スコアは90,222点と非常に高い結果。流石に、Snapdragon 820搭載で14万点を超えるOnePlus 3には敵いませんでしたが、十二分に高いスコアですね。
さて、実際の使用感に関しては激しいゲームをプレイしないため日常使いに限っての感想ですが、どのアプリも起動も動作もサクサクで一切ストレスを感じさせません。3GBのRAMを搭載しているため、ブラウザで多くのタブを開いたとしてもメモリ不足も感じず快適でした。
また、電池持ちに関してもOnePlus 3を始めとする他のスマートフォンと比較しても圧倒的に長時間の連続駆動が可能でした。グラフを提示することが出来ず残念ですが、丸一日外出し、2,3時間の移動中にモバイルデータ通信を使用したとしても、帰宅時に50%以上電池が残っていると考えてください。相当な電池の持ちようです。
優秀な光学手ブレ補正機能搭載のカメラ
Mate8のカメラはSONYのIMX298を使用し、4軸光学手ブレ補正機能も搭載した高性能なカメラとなっています。画質は1600万画素です。今回、旅行にも持って行き写真を撮ってきましたので作例を挙げておきます。
(写真は最高画質で撮影後、「縮小専用」を使用して圧縮しています。)
豊富なカメラモードを搭載
Mate8のカメラアプリでは、シャッタースピードなどをコントロールできる「プロ写真」モードを始め、様々な撮影モードの選択が可能です。フィルターも合計で充実の9種類です。
大型で高性能なスマートフォンとしては一番オススメの機種
3週間に渡ってOnePlus 3とHuawei Mate8の両方を肌身離さず使用してみましたが、Mate8の快適さにただただ驚かされるばかりでした。ベンチマークの値ではOnePlus 3に分がありますが、独自UIであるEMUIの予想以上の使い勝手や、電池持ちの良さ、そして綺麗に撮影できるカメラで、Mate8も十分使えるスマートフォンに感じますね。
6.0インチという大画面による使い勝手の高さも個人的には高く評価できますね。それでいて軽く持ち運べてしまう軽さも持ちあわせており、Huawei Mate8は大型で高性能なスマートフォンを探している方にはオススメできる機種です。
※Huawei Mate 8は技術基準適合証明を受けていないため、日本国内での使用は電波法に抵触する可能性があります。本記事は、端末の輸入及び使用を推奨するものではありません。
こちらもおすすめ
あわせて読みたい
いま、注目の記事
Geekles(ギークルズ)をフォロー
Geeklesはたくさんのガジェット好き(=ギーク)が集まり、ガジェットやオーディオ、アプリ、カメラに関する情報を発信するメディアです。