KDDI、「Firefox OS」搭載スマートフォンの日本導入へ 2014年発売の見込み
KDDIは2月25日、米・モジラの「Firefox OS」を搭載端末の導入へ、モジラと協力していく方針と発表した。
「Firefox OS」の特徴は、HTML5を初めとするWeb標準技術をベースとしたアプリで、アップルのApp StoreやグーグルのGoogle Playと異なり、第三者が自由に開発・提供できる形になるという。
KDDIは、Firefox OSに対しセキュリティや通信の面での技術提供をしていき、開発に参加していくようだ。
端末メーカーには韓国・LG電子、中国・ZTE、中国・ファーウェイが名を連ねているが、KDDIとしてはまだどこと協力して端末を作っていくか決めていないという。また、実際に発売されるのは2014年になる見込み。
KDDIが提供する端末には、おサイフケータイやワンセグ、赤外線などいわゆるガラパゴス機能が搭載される可能性が高い。
別の勢力として、同じくWebアプリを採用する「TIZEN」があり、こちらは、米・インテルと韓国・サムスンなどが主導となっている。端末メーカーには、日本のパナソニックやNECの参加しており、NTTドコモが発売を検討していることも報じられている。
現在のスマートフォンOS情勢は、iPhone一機種で圧倒的なシェアを誇っているiOSに、端末数が膨大なAndroidの2強となっている。他にも販売不振と報じられているWindows Phoneと、先日新しいバージョンを発表したBlackberryがあるが、どちらも日本国内に本格参入してはいない。
そこに近々「KDDI・Firefox OS」、「NTTドコモ・TIZEN」といった新しいうねりが持ち込まれる。既に形成されてしまたApp Store、Google PlayといったプラットフォームにWebアプリと真のオープンプラットフォームがどのような衝撃を与えるのか注目したい。
Source:KDDI|KDDIに聞くFirefox OS導入の狙い
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