壁コンセントをスマホ用充電器に変身させちゃう「thingCHARGER」と「xWallDock」が便利そう
既存のコンセントをスマートフォンやタブレットなどの充電用端子付きコンセントに変えてしまう、ユニークな製品を2つ紹介します。
充電用端子付きのコンセントに変身させる製品は、既にIndiegogoで出資金を集めて開発されたthingCHARGERがありますが、同じくIndiegogoにxWallDockという製品が登場しました。
thingCHARGER
thingCHARGERは2014年1月12日に839,565ドル、日本円で約1億円の金額を集めて開発をスタートしました。目標金額に対する達成率は2,591%という点でも驚きの結果となりました。
この製品は予定よりも遅延はありましたが、最近になって出資者に対する製品の発送が始まったようです。
xWallDock
対するxWallDockはthingCHARGERの成功を横目に見てかはわかりませんが、最近になってIndiegogoでのキャンペーンを開始しました。
こちらの目標金額は8,900ドル、日本円では1,050万円程度と控えめですが既に1,862ドルと目標額の21%の出資を集めています。
両製品の比較
thingCHARGER | xWallDock | |
---|---|---|
装着方法 | 既存のコンセントに差し込むだけ | 既存のコンセントを交換 |
対応する端子 | Micro-USB、Lightning、Mini-USB、Apple 30-pin Dock | Micro-USB、Lightning |
端子の増設可否 | 可能 | 不可能 |
価格 | 29ドルから | 20ドルから |
その他 | 充電端子のON/OFFスイッチ付き、底面には2つのUSB充電端子を装備 | xWallDock用を含め、2つのUSB充電端子を増設するパッケージあり |
装着方法
それぞれの製品の装着方法を確認してみます。
thingCHARGER
thingCHARGERは現在のコンセントに差し込むだけですぐに充電端子付きコンセントに変身させることが可能です。今までコンセントに挿していた機器もそのまま使えます。
xWallDock
xWallDockは装着にあたり基本的にコンセントユニットの交換が必要になります。設置にあたっては専門の電気工事業者に依頼したほうが安全です。
また、使用する場合はUSB充電端子とスタンドとの間を専用のケーブルで繋ぐ必要があります。場合によってはこれがコンセントを邪魔する事にもなり、差し込み口の大きさによっては今までコンセントに挿していた機器が使えなくなる可能性があります。
対応する端子
対応する充電用端子について確認してみます。
thingCHARGER
thingCHARGERが用意する充電端子用アダプターはMicro-USB、Lightning、Mini-USB、Apple 30-pin Dockと豊富で、ほとんどのデバイスに対応可能です。
端子の交換も差し替えるだけと簡単で、使わない端子は本体背面に収納出来るように工夫されています。
xWallDock
xWallDockが用意する充電用端子付きケーブルキットはMicro-USBとLightningの2種類だけとthingCHARGERに比べて少なめですが、出資状況次第では種類を増やしてくる可能性があります。
増設
thingCHARGERの人気はこの簡単な増設と装着方法にもあったのかもしれません。
thingCHARGER
今までのコンセントに差し込むだけという構造ですので、この製品自体を何段か積み重ねることで端子を増設する事が可能です。
xWallDock
xWallDockではその構造から増設するには上部スタンドを拡大するなどの改良が必要であり、現時点では対応していません。
価格
xWallDockは今ならまだEarly Adopterが申し込み可能です。
thingCHARGER
1台29ドルからとなっています。今なら3台購入で1台、7台購入では3台の無料プレゼント付きです。
xWallDock
充電器は今までのコンセプトにUSB充電器を挿し、そこにxWallDockのケーブルキットだけを使う充電スタンドだけのパッケージなら20ドルの出資で1台入手可能です。
ケーブルキットにはMicro-USBとLightning用の充電用端子一体型ケーブルが含まれています。
その他
どちらも2つのUSB充電端子を増設することが可能ですが、xWallDockでは充電スタンドを使用する場合は必ず1ポートをそちらに使用する必要があります。
対してthingCHARGERでは充電スタンドの端子の他に底面に2つのUSB充電端子を装備するので合計3台のデバイスを同時に充電する事も可能です。
thingCHARGERもxWallDockも、充電用端子は交換できる構造なので将来的には採用デバイスの増加していているUSB Type-C端子(過去記事)に対応した製品も比較的簡単に提供可能だと思われます。
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