SIMスロットや増設バッテリー、NFC… ベルトの駒で機能追加できるモジュール型スマートウォッチ「BLOCKS」がわくわくする!
Kickstarterにまた新たなコンセプトを持つスマートウォッチが登場しました。今までのスマートウォッチはいかに多くの機能を詰め込むかという点を競っている面もありましたが、今回の製品は多機能ながらもシンプルという相反する要素を両立しています。
BLOCKS
イギリスに本拠地を持つBLOCKS Wearablesが開発したモジュラー構造のスマートウォッチBLOCKSは、搭載する機能をユーザーが自由に選択して作り上げることが可能です。
モジュラー構造
BLOCKSの特徴であるモジュラー構造とは、腕時計の金属ベルトにあたるリンクの部分ごとにセンサーなどを内蔵したモジュールとしている点です。
今までのスマートウォッチは本体の部分に多くの機能を詰め込もうとしたため、厚みが増したり、薄くした場合はバッテリー容量が犠牲になるなどトレードオフの部分がありました。
BLOCKSでは本体だけではなくベルトの部分も利用しているためスマートウォッチ全体を用いて多くの機能を詰め込むことが可能になったわけです。
モジュールの種類
モジュールは今後、段階的に提供される予定です。その内容を確認してみます。
第一弾:Kickstarterで選択可能
現時点で選択可能モジュールは以下のとおりです。
- 増設用バッテリー
- 心拍数計
- GPS
- NFC
- アドベンチャーモジュール(高度、気圧、気温計を搭載)
第二弾:計画中
第二弾として多くのモジュールのデザインが既に始まっています。こちらはKickstarterでの出資者に対する発送が完了した後に提供される予定です。
- SIMカードを内蔵する通信モジュール
- 指紋認証
- LED通知機能搭載モジュール
- プログラム対応モジュール(SOSアラームや音楽コントロール機能などを想定)
提供時期は2016年を予定しています。
第三弾:将来的に提供予定
将来的な目標として、以下のようにさらに多くのモジュールを開発予定です。
- 空気の成分測定モジュール
- カメラ
- フラッシュメモリ
- ストレスレベルの測定機能
- 心電計
- ジェスチャーコントロール
本体
文字盤を搭載した本体である「BLOCKS Core」にはスマートウォッチとしての基本的な機能が搭載されています。
- スマホの通知機能
- アクティビティ・トラッキング
- ボイスコントロール
- カラータッチスクリーン
- Bluetooth
- WiFi
- 触覚フィードバック
- 1.5日分のバッテリー
美しいインターフェース
文字盤のデザインにもこだわっており、機能に合わせた最適なインターフェースを提供します。
インターフェースの切り替えはタッチ操作だけではなくボイスコントロールで行なうことも可能です。
本体のスペック
CPUにはSnapdragon 400、カラータッチスクリーンには1.35インチの丸型ディスプレイを搭載するなど、小さなボディーにもかかわらず高いスペックを誇っています。
組み立て
BLOCKS Coreと各モジュールの連結は普通の腕時計と同じように金属棒を用いて行います。
装着可能なモジュールの数
装着可能なモジュールの数は、手首周りのサイズが150mm以上なら4個、それ以下なら3個となっています。
スマートフォンとの連携
連携可能なスマートフォンはiOS8以降のiPhoneと、 Android 4.0以降のAndroid機となっています。
現在の状況
BLOCKSは10月14日にキャンペーンをスタートしたばかりですが、公開からわずか56分で目標出資額に到達しています。
それから1日しか経過していない10月15日の時点で既に目標額の250,000ドルを大きく上回る683,173ドル、日本円で約8,000万円という驚異的な出資額を集めています。
選択可能なパッケージ
今から出資可能なパッケージについてもSUPER EARLY BIRDからLATE EARLY BIRDまでは売り切れており、モジュールを含めたパッケージで最も安価なものでも285ドルを出資する必要があります。
このパッケージも好調な出資状況であり、売り切れ間近となっています。
今後の予定
キャンペーンの終了は2015年11月20日午前8時(日本時間 午後5時)、BLOCKSの出荷は2016年5月を予定しています。
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