
変なカタチのすごいヤツ「BlackBerry Passport」ファーストインプレッション
先日輸入したBlackBerry Passportを簡単に紹介します。現段階で国内未発売、おそらく今後も発売されることはないであろうBlackBerryですが、輸入を考えている方の参考になればと思います。

BlackBerry Passportとは
BlackBerry Passportは、BlackBerry Limited社(旧RIM社)が今年9月に投入したフラッグシップモデル。本体や画面のサイズが独特なのは、一目瞭然です。他にも、キーボードにタッチセンサーを内蔵し、新たな操作性を実現しています。ちなみに、Amazon.comから輸入しましたが、現在日本への発送は行っていないようです。







左からiPhone 5、BlackBerry Passport、Xperia Z Ultra、Xperia Z1です。
横幅はXperia Z Ultraと一緒ですが、厚みはXperia Z Ultraの方がかなり薄いです。しかし、BlackBerry Passportが分厚いわけではなく、程よい厚みでXperia Z Ultraより持ちやすかったです。縦はiPhone 5とほぼ同じでした。
本体上部にはイヤホンジャックと電源、下部にはステレオスピーカー、マイク、micro USBポートがあります。正面向かって右側には、ボリュームキーとミュートキーがあり、ミュートキー長押しでBlackBerry Assistantが起動します。


SiriやGoogle Nowと似たようなもので、できることは結構多いです。使いこなせれば便利な機能だと思います。しかし、Windows PhoneのCortana同様、日本語には非対応です。流暢な英語で話しかけてください。
スペック
スペックは以下のとおり。比較用に、iPhone 6とNexus 6も載せておきます。OSが違うので一概に比較できませんが、ご参考までに。
| BlackBerry Passport | iPhone 6 | |
|---|---|---|
| OS | BlackBerry 10.3 OS | iOS 8 |
| CPU | Snapdragon 801 2.2GHz Quad-core | Apple A8 1.4GHz Dual-core |
| RAM | 3GB | 1GB |
| 内部ストレージ | 32GB(microSDXC 128GBまで対応) | 16 / 64 / 128GB |
| ディスプレイ | 4.5インチ、解像度:1400×1400 | 4.7インチ、解像度:1334×750 |
| カメラ | 背面:13 MP、前面:2MP | 背面:8MP、前面:1.2MP |
| バッテリー容量 | 3450mAh | 1810mAh |
| Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
| Bluetooth | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 |
| サイズ(W×D×H) | 90.3 × 128 x 9.3mm | 67 × 138.1 × 6.9mm |
| 重量 | 196g | 129g |
| カラー | ブラック、ホワイト | スペースグレイ、シルバー、ゴールド |
| BlackBerry Passport | Nexus 6 | |
|---|---|---|
| OS | BlackBerry 10.3 OS | Android 5.0 Lollipop |
| CPU | Snapdragon 801 2.2GHz Quad-core | Snapdragon 805 2.7GHz Quad-core |
| RAM | 3GB | 3GB |
| 内部ストレージ | 32GB(microSDXC 128GBまで対応) | 32 / 64GB |
| ディスプレイ | 4.5インチ、解像度:1400×1400 | 6インチ、解像度:1400×2560 |
| カメラ | 背面:13MP、前面:2MP | 背面:13MP、前面:2MP |
| バッテリー容量 | 3450mAh | 3220mAh |
| Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
| Bluetooth | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.1 |
| サイズ(W×D×H) | 90.3 × 128 x 9.3mm | 82.98 × 159.26 × 10.06mm |
| 重量 | 196g | 184g |
| カラー | ブラック、ホワイト | ダークブルー、クラウドホワイト |
ハイスペックで話題になったNexus 6と比較しても、負けず劣らずの性能です。バッテリー容量が3450mAhなので、1日フルに使っても大丈夫。肝心な時にバッテリー切れということは少ないと思います。
かなりスペックがいいので、もたつくことはなく快適です。ただ、文字入力時にレスポンスが悪いことがあります。これはソフトウェアの問題だと思うので、アップデートで改善してほしいところ。
QWERTYキーボード



アプリケーション


アプリは、BlackBerry WorldやAmazon Appstoreからダウンロード可能。どちらもプリインストールされています。iOSやAndroidと比べると、アプリは少ないですが、Windows Phoneよりは豊富な印象。有名なアプリ(TwitterやFacebook、Evernoteなど)であれば大体揃っているので、筆者の用途であれば特に問題ありませんでした。


BlackBerryの地図アプリを使ってみましたが、日本には対応していないため、地図データを取得できませんでした。もともと国内で販売されていないので仕方がないですね。ちなみに、東京タワーで検索したら台湾に飛ばされました。


Androidのアプリが動くのですが、Google Playは利用できません。BlackBerry本体で直接apkファイルが落とせるSnapというGoogle Playのようなものがあります。Snapをインストールする際、開発モードやChromeを使用するので少々面倒ですが、ダウンロードからインストールまで本体のみで行えるようになります。BlackBerry 10 OSはAndroidアプリに対応していますが、すべてのアプリが動作するわけではないので、注意してください。
総評

キーボードは、慣れれば抜群の打ちやすさです。テキスト入力や書類の作成などのビジネスユースで真価を発揮します。しかし、フリック入力に慣れている人だと使いにくいようで、好みがはっきり別れる機種だと思いました。
以上、ファーストインプレッションをお届けしました。次回は、刷新されたQWERTYキーボードを詳しく見ていきます!
※BlackBerry Passportは技術基準適合証明を受けていないため、国内での使用は電波法に抵触する可能性があります。本記事は、端末の輸入及び使用を推奨するものではありません。
Source:BlackBerry Limited
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