【台湾紀行】桃園国際空港で中華電信のプリペイドSIMを購入 購入方法から速度テストまで
先月台湾へ旅行兼取材に行ってました。
親日国として有名で日本からの観光客が多い国、台湾。そんな台湾でのスマホ事情について複数回に分けて紹介して行きたいと思います。
海外でスマホを使うとき気になる海外パケット通信料、国内のドコモ、auなど各通信キャリアは、海外パケット通信定額プランを提供していますが、非常に割高です。
実はこのパケット通信料を劇的に安くする方法があるんです。それが現地の「プリペイドSIM」です。この「プリペイドSIM」の購入から使用方法、そして通信速度について本記事でまとめて行きます。
プリペイドSIMを使うには
プリペイドSIMを使うにはSIMフリーなスマートフォンを準備する必要があります。
SIMロックがかかっているスマートフォンでは現地のプリペイドSIMが使えないので注意が必要です。
プリペイドSIMを買う
※本記事では桃園国際空港第一ターミナルで購入したときの記事となっております。
両替
桃園国際空港第一ターミナルにて入国手続きを終えたら道中にある「臺灣銀行(Bank of Taiwan)」のカウンターで日本円からニュー台湾ドルに両替します。
日本で両替するより台湾で両替した方がレートが良いので現地で両替することをオススメします。
カウンターに着いたら両替したい日本円を出し「Could you change Japanese yen to New Taiwan dallars?」もしくは「Please change to New Taiwan dallars?」と言いましょう。
しばらくすると下図のような紙を渡され、この金額だよと指で示してくれます。納得したら「お名前」欄に自分の名前をフルネームで書いて用紙を係の方に渡します。
しばらく待っているとニュー台湾ドルが手渡されます。最後に「謝謝」もしくは「Thank you」と謝意を伝えることを忘れずに。
※9/19に現地で25,000円を両替したところ、レートは0.26950、手数料が30ニュー台湾ドルだったため、6,738ニュー台湾ドルになりました。
購入場所
さて両替が完了したら次はプリペイドSIMの購入です。出国ゲートを出て右にある「電信服務」カウンターに向かいます。
今回は台湾のドコモと言われている「中華電信」のプリペイドSIMをチョイスしました。
料金プラン(データ通信専用)
中華電信のカウンターはこんな感じ。料金表は以下の通りです。
データ通信専用プラン
日数 | 料金 | 日本円換算 |
---|---|---|
1日間 | NT$100 | 350円 |
3日間 | NT$250 | 875円 |
5日間 | NT$300 | 1050円 |
7日間 | NT$450 | 1575円 |
10日間 | NT$500 | 1750円 |
30日間 | NT$900 | 3150円 |
※NT$=ニュー台湾ドル
1NT$が約3.5円なので非常にリーズナブルに使うことが出来ますね。全プランとも通信量は無制限です。
購入にはパスポートと、もう一つ別の身分証明書が必要となります(運転免許、保険証など)。また、支払いは現金のみとなっております。
購入方法
係の方に「I’d like to have prepaid sim of the data plan.」と伝えます。
「Which plan?」と聞かれるので、「3 days」など期間を英語で伝えます。
その後、自分が使うSIMフリースマートフォンもしくはタブレットを差し出します。
「Is this SIM free?」とSIMフリー機かどうか聞かれますので「Yes」と答えます。
その後、利用料金を支払うと、SIMの入れ替えからアクティベートまでを実施してもらえます。
なお、その際日本国内で使用していたSIMカードは下図のような袋に入れて渡してくれました。
中華電信のSIMカードとパッケージはこんな感じです。
通信の確認
キャリア名が中華電信になっていることを確認し、Wi-FiをOFFにしてきちんと通信できるか確認します。
中華電信の通信品質
台湾の3G通信網の整備は、日本とほぼ同じレベルと言っても過言ではないくらい整備が行き届いています。山の上にある九份(千と千尋の神隠しの舞台)でも普通に繋がります。
幻想的な雰囲気で有名な九份
実はこんな山の奥にあります。
中華電信のプリペイドSIMで通信速度
さて次は気になる通信速度ですが、台北駅でテストしたデータを掲載します。
- テスト場所:台北駅
- テストソフト:OOKLA SPEEDTEST
- テスト時間:23:18頃〜23:34頃
- 試行回数:20回
- 使用端末:iPad mini Retina
n=20 | 下り平均 | 上り平均 | Ping平均 |
---|---|---|---|
結果 | 3.423Mbps | 0.245Mbps | 156.35ms |
Ping平均が一見高いように見えますが、数回600msだったために平均値が跳ね上がっています。大体は50msあたりをふらつくイメージです。
最高値はこんな感じです。
海外旅行に持っていきたいSIMフリースマホ
Nexus5 LG-D821
良機のNexus5 LG-D821
技適認証済みなので日本国内でも利用可能です。
Ascend G6
MVNOで有名になったAscend G6
こちらも技適認証済みなので日本国内でも利用できます。
Xperia E dual
11,900円(10/13現在)と格安ですが、技適未認証なので日本国内では利用できません。海外でしか使えませんが値段的には割り切れるのではないかなということでチョイスしました。
まとめ
SIMフリー端末さえあれば格安で高品質な回線が使えることが分かりましたね。
最近ではSIMフリー端末も増えてきたので台湾に限らず海外旅行する際にはSIMフリー端末を持っていると大変お得です。
※台湾紀行記事はもうしばらく続きます。
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台北での電話を簡単に利用した方法が分かり楽しい新台湾旅行が出来そうです。30日から1月5日まで使用したい。